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業界最古参の退職代行サービス代表、忘れられない“衝撃の代行”語る

2024年05月21日 01:45  ナリナリドットコム

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退職代行サービス・EXITの新野俊幸代表が、5月19日に放送されたニュース番組「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA)に出演。忘れられない“衝撃の代行”について語った。

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番組はこの日、退職時の煩わしい手続きを肩代わりする退職代行サービスが、ゴールデンウィークが明けた今、繁忙期を迎えていることを紹介。需要とともに退職代行業界も拡大し、熾烈なシェア争いを繰り広げていることを伝えた。

その中で、群雄割拠の業界内で最古参とされる、退職代行EXITの新野俊幸代表が番組の取材に対応。まずは退職代行が生まれたキッカケについて、新野代表は「私は3回ほど退職を経験したが、いずれの退職も上司や同僚、家族に引き留められて非常に苦労した。退職は自由な権利なのに、なぜこんなに苦しまなきゃいけないのだろう? お金を払って簡単に退職できるんだったらいいなと思い、サービスを立ち上げた」と明かした。

続けて、サービス開始当初を振り返り、「月に1件の依頼しかなく、まだサービス内容の認知度が低くて、代行をすると企業にめちゃくちゃ怒られた。1時間ぐらい説教されることもあり、依頼者の代わりに説教されるサービスのようだった」と告白。

さらに、記憶に残っている退職代行を尋ねると、「新入社員が他社の退職代行を使って退職した。その時は、自分が作ったサービスがマネされて、しかもウチに来たという、“広まった嬉しさ”みたいなものがあった」と衝撃のエピソードを語った。

最後に、新野代表は「従業員に退職代行を利用された時点で、経営者として空気の作り方を間違えている。退職という重要な事項を上司に相談できないなんておかしい」と持論を展開し、「自分も新入社員に使われてしまったので、経営が上手くいってなかったんですよね」と回顧した。

明星大学心理学部の藤井靖教授は「物事を決断したのに、それを引き留められるのは苦痛。他人が覆すことは出来ないのだから、企業側は区切りを決めて、その人のために時間を置いてあげた方が良いと思う」とコメントすると、番組MCの千原ジュニアも「藤井さんの言う通り、『辞めないで』と説得される時間は、非常に不毛な時間になると思う」と同意。

さらに「これは恋愛にも当てはまるのでは? “別れる”と決めた相手に、『別れんといてくれ』といくら言っても気持ちは変わらない。それならば『あなたの彼女が別れたいと言っているので、別れてあげてください』という“恋愛代行会社”も出てくるのかも(笑)」と予想した。


元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20240587510.html