Text by CINRA編集部
四宮義俊監督の長編アニメーション映画『A NEW DAWN(邦題未定)』が2025年に公開。インターナショナル版ティザービジュアルが到着した。
同作は、日本画家としての活動を軸に、新海誠監督や片渕須直監督のアニメーション作品に参加するなど様々な創作活動を行なってきた四宮監督が自身のオリジナル脚本で描く初の長編アニメーション。土地立ち退きの強制執行が迫る創業330年の花火工場・帯刀煙火店を舞台に、そこで育った3人の若者たちと、幻の花火「シュハリ」をめぐる2日間が描かれる。
キャラクターデザインはうつした(南方研究所)、美術は馬島亮子、音楽は蓮沼執太が担当。
四宮監督は現地時間5月19日、『第77回カンヌ国際映画祭』と合わせて開催された『マルシェ・ドゥ・フィルム』にて『アヌシー国際アニメーション映画祭』と提携したキュレーションプログラム『Animation Day』内の『アヌシー・アニメーションショーケース』に登壇。
「日本画をベースにデジタル技術を用いながら伝統的なマルチプレーンカメラやクレイアニメーションなどを取り入れ、手間のかかるアナログ技術を使い、一軒の消滅に向かう花火工場を描き出します。物語で破壊されようとしているのは家族の持っていた伝統的な技術や物語、歴史を持った風景です」と制作方法について明かした。