2024年F1エミリア・ロマーニャGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=5番手/フリー走行2=7番手、セルジオ・ペレスはフリー走行1=4番手/フリー走行2=8番手だった。フェルスタッペンのFP2のタイムはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が記録した最速タイムより0.541秒遅いものだった。
今回、レッドブルは、フロントウイング、フロアエッジ、リヤコーナー、フロアボディ、ノーズにアップデートを導入している。
チームはこの一日について「ふたりともソフトタイヤを最大限に活用することができず、マックスはフライングラップで何度かワイドになってしまった」と述べている。
「FP1ではふたりともマシンの完璧なセットアップを見つけるのに苦労した。FP2半ばで、RB20に加えた変更によりソフトタイヤをうまく使えるようになったかどうかを確認するため、2台がフレッシュタイヤでコースに出た。マックスは3番手になった後、さらにプッシュラップを走ったが、タイムを更新することはできなかった」
ペレスはFP2でルクレールをターン3で不必要に妨害した疑いで調査を受けたが、フリープラクティスであるためこのインシデントはペナルティに値しないと関係者全員が同意したとして、処罰なしとの判断が下された。
FIAは、FP1スタート時に、フェルスタッペンとペレスのマシンにパワーユニットのコントロールエレクトロニクスのシーズン2基目が入れられたことを発表した。シーズン中に使用が許される基数内であるため、ペナルティは受けない。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=5番手(1分17秒240:ソフトタイヤ/21周)/フリー走行2=7番手(1分16秒447:ソフトタイヤ/23周)
難しい一日だった。良いバランスを得るのが難しく、走っていてあまり快適に感じられなかった。マシンが不安定で、コースのいくつかの場所ではコントロールを失いやすい状態だった。
パフォーマンスが予想していたほど良くなくて、快適に走れていないから、いくつかのことについて調べてみる必要がある。
ロングランでも苦戦したし、予選で高い競争力を発揮するためには、いくつか改善すべき点があるのは間違いない。
今日は単純にペースが足りなかった。でもまだプラクティスの段階にすぎない。明日に向けて何ができるか、週末がどう展開するかを見ていこう。
(『F1TV』に対して語り)他よりペースがかなり遅いから、修正する必要がある。今日より悪くなりようがないとは思うけどね。他のチームは一歩前進したみたいだけど、僕たちにとってはひどい一日だった。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=4番手(1分17秒233:ソフトタイヤ/23周)/フリー走行2=8番手(1分16秒552:ソフトタイヤ/25周)
イモラはトリッキーなサーキットであり、昔ながらのトラックだ。ひたすら努力を重ねていくことが重要だ。
今日は風があり、時々難しいコンディションだった。マシンから最大限の力を引き出して、前進できるようにするため、やるべきことがいくつかある。明日にはもっと強くなれるといいね。
予選はとても重要だから、明日、幸運に恵まれることを願っている。でも今週末も戦いに加わることができると信じているよ。