同社は今月15日、ヨーロッパに拠点を置く子会社Esprit Europe Gmbhとドイツの関連会社6社の破産手続きを開始。これによりオーストリア、オランダ、イギリス、フランス、ポーランド、北欧諸国の事業や、同地域の従業員約1500人が影響を受けるという。今回の破産申請はインフレや金利、エネルギー価格の高騰、新型コロナウイルス、戦争によるコスト上昇に起因するものだとし、同社は欧州事業の再建を目指す。
エスプリは2020年のコロナ禍に従業員約3分の1を解雇し、100の支店を閉鎖。また、今年3月にはベルギーとスイス子会社を破産申請している。