2024年「BFC/ヴォーグファッション基金アワード」、チョポヴァ ロウェナが受賞

　イギリスファッション協会（The British Fashion Council、以下BFC）と英ヴォーグ（VOGUE）誌が主催する2024年「BFC/ヴォーグファッション基金アワード（BFC/Vogue Designer Fashion Fund）」のグランプリに「チョポヴァ ロウェナ（CHOPOVA LOWENA）」が選出された。

　チョポヴァ ロウェナは、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ（Central Saint Martins）卒のデザイナーデュオ エマ・チョポヴァ（Emma Chopova）とローラ・ロウェナ（Laura Lowena）が2017年にスタート。イギリスとブルガリアのクラフトマンシップに根差した、フォークロアとスポーツウェアをミックスしたスタイルを提案している。サステナビリティを意識したクリエイションや取り組みにも力を入れており、リサイクル素材やデッドストックのテキスタイルを用いた、モダンさの中にパンクなエッセンスを加えたアイテムなどを展開。シグネチャーアイテムのリサイクルフォークロアテキスタイルのスカートは、世界のストリートシーンで注目を集めている。チョポヴァ ロウェナには、賞金として15万ポンド（約2952万円）が授与される。

　2024年の最終候補には、プリヤ・アルワリア（Priya Ahluwalia）が手掛ける「アルワリア（Ahluwalia）」、クリオ・ペピアット（Clio Peppiatt）による高度な刺繍技術が特徴の「クリオ ペピアット（Clio Peppiatt）」、シャーロッテ・ノウルズ（Charlotte Knowles）とパートナーのアレクサンドル・アルスノー（Alexandre Arsenault）がロンドンを拠点に活動する「ノウルズ（KNWLS）」、アルバニア人デザイナー ネンシ・ドジョカ（Nensi Dojaka）による「ネンシ ドジョカ（Nensi Dojaka）」、ステファン・クック（Stefan Cooke）とジェイク・バート（Jake Burt）のデザイナーデュオが手掛ける「ステファン クック（Stefan Cooke）」がノミネートされていた。