幽霊のほとんどは見間違いだと思われるが、家族全員が目撃していたら、はたして見間違いだと言い切れるだろうか。50代後半の男性(正社員)は中学生の時に、家族全員で不思議な体験をしたという。(文:真鍋リイサ)
「土曜日、当時はお昼まで学校があり、家に戻ってくると、玄関からすぐの応接間の扉が開いており、ソファーに男性が座っているのをはっきりと見た」
「これはいかん」と父親はソファを…
男性は玄関から、ソファに座っている男を見たそうだが、
「自分と仲の良い、いとこが来ていると思い、慌てて2階の自分の部屋に行き、荷物を置いて一階に戻ると母親がお昼の食事の準備していたので、『アレ?兄ちゃんいたよね?』って聞いたら母親は『誰も来てないよ』とのこと」
再び応接間を見ても誰もいなかった。しかし男性の母親は衝撃の言葉を続けた。
「そしてその後に『アンタも見たかね?』って言葉に鳥肌がたった。どうやら他の家族はみな、その男を見ているようで、自分が一番最後だったらしい」
このときまで、その男を知らなかったのは男性だけだったようだ。家族全員が見たことを知った父親は、ある対策を打った。
「『これはいかん』と、翌日の日曜日に父親が応接間のソファーの並び方を変えて……」
もしかしたら男性の父親は、何か思い当たることがあったのかもしれない。「それ以降にその男は現れていない」というが、「今でも見た記憶は鮮明に頭の中に残っています」と男性は結んだ。
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