JR東日本大宮支社は16日、大宮総合車両センターの創立130周年を記念し、蒸気機関車D51形498号機とEF65形のコラボ撮影会をはじめ、6月にD51形498号機を使用した7つの有料イベントを開催すると発表した。
D51形498号機とEF65形のコラボ撮影会は、JR東日本が所有するD51形498号機と、JR貨物が所有するEF65形1059号機(復刻)・EF65形1065号機の機関車計3両を並べた撮影会として開催。3両とも複数のヘッドマークを掲出するほか、D51形はJR東日本で復活した1988年の姿を再現し、EF65形は貨物オリジナル塗粧をまとった1987年の姿を再現する。D51形は有火状態となる。開催日時は6月20日の13時から15時45分まで。参加費は10万円で、16歳以上の参加者を30名募集する。
その他の撮影会としては、D51形の車体をクレーンで吊り上げ、台車と車輪に載せて組み合わせる作業の撮影を行える「車体載せ作業撮影会 ~漆黒の空中散歩~」(参加費3万円・対象16歳以上・20名募集)を6月10日の12時30分から15時45分まで開催。修繕時にのみ行われるボイラー内の異物を放出させる吹込み作業や、有火状態での運転室内が見学が行える「吹き込み作業撮影会 ~大迫力を体感せよ~」(参加費3万円・対象16歳以上・20名募集)を6月19日の12時30分から16時15分まで開催する。
D51形の火入れ作業と有火状態の運転室内の見学、ピット下(線路下のメンテナンス用通路)から撮影が行える「火入れ作業見学会 ~火入れの謎を解き明かせ~」(参加費3万円・対象16歳以上・10名募集)を6月22日の8時から11時15分まで開催。修繕を終了し、大宮総合車両センターを出場する姿に整えたD51形の車体撮影や、有火状態の運転室内を見学できる「出場する姿での撮影会 ~ベストアングルを狙え~」(参加費3万円・対象16歳以上・20名募集)を6月22日の12時30分から15時35分まで開催する。
組み合わせ完了後のD51形前面を撮影し、運転室内の見学、汽笛吹鳴の体験のほか、ミニ新幹線(E7系)の乗車体験など楽しめる親子向けイベント「ファミリー向け撮影会&見学会 ~ミニ新幹線乗車もできるよ~」(参加費1組3万円。対象は18歳以上の保護者1名につき15歳以下のこども2名まで。各回15組募集)を6月15日の9時から12時15分までと12時30分から15時45分までの2回開催する。
乗車体験として、大宮総合車両センター構内の試運転走行をD51形の運転室助手席に乗車して体験(1人約1.7kmを2往復)できる「試運転乗車体験会 ~あなたの特等席~」(参加費13万円・対象16歳以上・各回2名募集)を6月29日の10時から12時15分まで、11時15分から13時30分まで、12時30分から14時45分まで、13時45分から16時までの4回開催する。
これらのイベントはすべてJR東日本大宮総合車両センター(JR大宮駅西口より徒歩約10分)を会場に開催。参加申込みは「JRE MALL」大宮支社にて、5月24日10時から(「試運転乗車体験会 ~あなたの特等席~」のみ6月7日10時から)受け付ける。各イベントともに定員となり次第、販売を終了する。(木下健児)