同僚が、足元がおぼつかなくなるほどの泥酔状態で仕事をしていた、という衝撃の投稿が寄せられた。大阪府の50代前半の女性(事務・管理/年収250万円)は、「もう15年ほど前になりますが」と前置きし、職場でドン引きした経験談をこう続けた。
「海外とのテレカン(遠隔会議)に泥酔した状態で出席していた人がいました」
それは、女性が出席する会議ではなく、「隣の島(部署)で起きた出来事」だったという。(文:長田コウ)
上司まで「穴をあけていないなら問題ないじゃない」
女性の部署では、「残業は23時まで」と決められていた。その日、女性は22時半に帰宅準備をしていた。すると、「隣の部署の女性」が、足取りのおぼつかない一人の女性を抱えて入ってきた。
「具合でも悪いのかと思って近づくと泥酔状態でした。この人は飲むと記憶がすべて飛んでしまう人でした。もうすぐテレカンが始まることは知っていたのでびっくりしましたが、もう一人の女性は慣れた感じ」
このあと海外との遠隔会議が始まることを知っていた女性は、信じられない状況に驚いた。しかし隣の部署の女性は慣れた様子だったそう。それ以上関わっていると残業時間を過ぎてしまうため、女性は帰宅したという。
翌日は、驚くことに「二人とも何事もなかったように」仕事をしていたという。しかし女性はさすがにその部署の女性上司に、昨夜のことを伝えた。すると、
「穴をあけていないなら問題ないじゃない」
と泥酔女性をフォローするような返事が返って来た。泥酔していた当人からは、こんなメールが届いた。
「あなたに不快な思いをさせたかもしれませんが私は会議に出席しました」
その女性が泥酔するのはいつものことだったようで、何も非がない女性がなぜか「悪者」扱いされてしまったという。そこには、上司の力も影響していたようだ。
「上司はその会社で初めて出産後も社員として復帰した方で、女性の待遇についていろいろ言う人でしたが、被害者妄想と思われるような主張もしていて」
「なんかなあと思っていたのですが、実は自分(とお気に入り)の利害しか考えていない人だったとわかりました」
そのときの遠隔会議の内容は、「海外本社からの業務研修」だったそう。大事な業務の一環のように思えるが、泥酔女性は軽く考えていたようで、女性はこれにも呆れたようだ。
「自分はこの研修に出なくてもいいじゃんと思っていた部分もあったようですがひどすぎ」
その研修を「受けなくても理解している」のではなく、「その業務は私はしなくてもいい、他の人がやればいい」という考えで、上司も同じ認識だったという。仕事に対してあまりにも他人事の姿勢が、泥酔という結果で現れたのだろう。
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