職場のコミュニケーションは仕事を円滑に進めるために重要と言われる。だが、嫌がる人もいるのに強制的にランチ会や飲み会などをする必要はあるだろうか。茨城県に住む20代後半の女性(素材・化学・食品・医薬品技術職/年収400万円)は、
「全員社食を利用するのが決まりとなっており、就業時間に挟まれているため、ランチ会は断ることができません」
と不満を漏らす。職場で強制参加させられる食事会に大いに疑問があるようで、なんと「上司の考えは浅はか」とまで書いている。
「嫌々参加してご飯を食べています」
そもそも女性は、職場のコミュニケーションにそこまで改善の必要を感じていないようだ。
「私の職場は大人しい人が多く、そんなに活発なコミュニケーションはありません。それでも静かな環境というのは私の性格には合っており、活発ではないというだけで、仕事に必要な情報交換・コミュニケーションは取れている方だと思います」
きちんと仕事が出来ているなら、それ以上の過剰な交流は煩わしいと感じる人もいるだろう。ただ、職場には「時々不機嫌そうな態度を取ったり、目を合わせて話してくれなかったり、人によって態度を変える先輩」はいるそうだ。「そういう人に話しかける時だけは仕事し辛さを感じます」とこぼす。
どこにでも困った社員はいるようだ。そのせいもあるのか、
「上司は活発なコミュニケーションが無いということを問題に感じているようで、何かとレクリエーションのようなことをやりたがり、ランチ会や飲み会などが企画されます」
「全員社食を利用するのが決まりとなっており、就業時間に挟まれているため、ランチ会は断ることができません。そもそも参加希望を取られず、ほぼ強制参加。『就業時間に挟まれているだけで、本来は自由に過ごして良い時間なのになぁ』と思いつつ嫌々参加してご飯を食べています」
こう辟易した様子で明かす女性。さらに本音をこう続けている。
「私からすれば、仕事に必要なコミュニケーションを取りにくいと感じる要因は、先述のようにビジネスマナーの基本ができていない人のせいであり、これを解決するのにランチ会・飲み会はあまりにも的外れな企画としか感じられません」
「上司の考えは浅はかだし、ビジネスマナーがなってない先輩はいつまでも学生気分のようだし、こんな職場で長く働けるかな、と心配になります」
上司は、無用な会合で却って働くモチベーションが下がる人もいることに気付いてほしいものだ。
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