ケビン・マグヌッセンはまだハースF1との将来を確保していないが、2025年もチームに残る場合は、フレッシュな若手とともににレースをする可能性がある。
フェラーリのジュニアドライバーであるオリバー・ベアマンは、2025年シーズンにおけるハースのフルタイムドライバーの有力候補だ。イギリス出身で現在19歳のベアマンは、今年初めに第2戦サウジアラビアGPでフェラーリからカルロス・サインツの代役として驚きのF1デビューを果たし、素晴らしいパフォーマンスを披露した。ベアマンは次戦エミリア・ロマーニャGPでハースからFP1に出走する予定だ。
しかし、ベアマンが来シーズンにフェラーリのカスタマーチームであるハースでドライブすることになっても、もしマグヌッセンがガレージの反対側にいるとしたら、彼から多くの指導を受ける可能性は低いと思われる。
「僕は子どもの世話をするためにここにいるわけではない。それは家でしている」と、ベアマンの指導を手助けするか尋ねられたマグヌッセンは率直に答えた。
「マシンに乗る人物が、ニコがそうであるように有能で、プロフェッショナルで、一貫性のあるドライバーであることを願っているし、僕がもう1台のマシンに乗ることになるかどうかはそのうちわかるだろう」
実際、マグヌッセンのF1での将来は依然として不透明のままだ。第6戦マイアミGPを終えた時点までで、31歳のマグヌッセンは1ポイントを獲得したが、一方のヒュルケンベルグは日曜日に3回のトップ10フィニッシュを果たしており、マイアミのスプリントレースでは7位に入賞した。
さらに、マイアミGPでのペナルティだらけの週末は、マグヌッセンを支えることにはほとんどならなかった。ヒュルケンベルグが2025年にアウディ/ザウバーに移籍することで、マグヌッセンがハースでシートを維持するチャンスは高まったかもしれないが、マグヌッセンとチームの間で「具体的な話し合い」はまだ行われていない。
「市場はまだかなり開かれていると思う。多くのシートがあり、多くのドライバーがいる」とマグヌッセンはコメントした。
「どうなるか様子を見ることになる」
「具体的な話し合いはしていないが、当然ながらチームの一員であれば常に話をするものだ。だから、焦点は何よりもこのシーズンに置かれていると思う」
不確実な状況にもかかわらず、マグヌッセンはハースでの旅を続ける希望を表明した。ふたつの時期に分けて、すでにチームで数年を過ごしてきたマグヌッセンは、チームが成し遂げている前向きな進歩の一部となり、将来は彼らの進歩の報酬を享受することを強く望んでいる。
「ここにはやり残した仕事がいくつかあると感じている。常にあると感じているし、ここにはもう何年もいる」
「あまり活用できていないかもしれないポテンシャルが常にあった。今は、僕たちが持っていると感じているそのポテンシャルを活かすための、より優れた基盤を築いているところかもしれない」
「ハースには高い才能のある人たちがいると思う。初めの日からそうだったが、当初はあまり評価されていなかった」
「僕はみんなと同じように今年に集中しているし、同時にどんな機会に対してもオープンでいる」