電車内で隣に座った赤の他人から話しかけられ、いきなり個人情報を聞かれたという静岡県の40代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収150万円)。20年前経っても忘れられない恐怖体験を振り返っている。
女性は当時、友人の結婚式に参加した後で、ほろ酔い気分で新幹線に乗り込んだ。(文:林加奈)
「私は二人がけシートの窓側に1人座っていました。21時過ぎでそれなりに混雑していました。 隣に50代ぐらいの男性が座り、私の格好を見て『結婚式帰りか何かですか~?』と話しかけられ、二言三言言葉を交わした後、急に『名前は何ですか?』と聞かれ、思わず 『え?何ですか?』と返しました」
「僕のは当たるって有名なんだよ!無料でやってあげるからさぁ」としつこい男
女性の返答は至極当然である。たまたま電車で隣に座った人に名前を聞かれたのだから、名前を聞いてきた理由が気になる。
「『いやぁ…僕ね、姓名占いをしてるんですけど~』いろんな方が書いたとみられるノートを見せられ『ここに名前を書いてくれれば占ってあげるから』『僕のは当たるって有名なんだよ!無料でやってあげるからさぁ』とまくしたてられました。最初はやんわり断ってましたが、かなりしつこく言われ続け、ほろ酔いの気持ちいい気分も台無し…窓側に座っていたので、逃げることもできず本当に怖かったです」
断ってもしつこく聞き出そうとする隣の男性。女性は酔った勢いに任せて低い声で「占っていただかなくて結構です」と睨みつけたところ、その男性は諦めて別の席に移動したそうだ。
「本当に占いがしたかったのか、全くわからなかったけど、見ず知らずの人に名前を教えるって…怖すぎるでしょ!!! 今の私だったらもっと強く言ってやれたかと思います」
と回顧する女性。この男性は占いの知識より先に、個人情報の取り扱いを学ぶべきだろう。
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