親から衝撃的なことを言われたら、どれだけ時間が経とうと忘れられないものだ。広島県の50代後半の女性(事務・管理/年収400万円)は、母親から聞いた話によると、女性が生まれたとき、母親は父親に電話を掛けたという。女性にはすでに姉がいたので「生まれたよ。女の子」と母親が報告すると
「『あ~そ~(また女か的な発言だったと)。手や足はあるか?問題ないなら1人で退院できるな。って酷いよね~』と笑いながら私に何度も話す」
確かに酷いが、笑いながら本人の前で話すことではないように思う。(文:林加奈)
「ワガママに育てたから人間が悪い」
2人目も女の子だったのがよほど残念だったのか、自営業を営む父は家でも子どもの面倒を見てくれず、母親はワンオペ育児をしていたという。
「母親も忙しくしていたら、私はネズミにかじられ死にかけたらしく。その話を50年たって初めてされた時に、『ネズミに食われて死にかけて、だからあんたは可哀想だから甘やかして育てた。ワガママに育てたから人間が悪い』的な事を言われビックリした」
あとからこの話を女性は、83歳になった母親に「そりゃないよね~」と話してみたという。すると
「『そんなこと言ってない』と開き直る。何でもかんでも、パッと人が傷つくことを言って放出しといて『まぁ!そんなこと言ってない!あんたは酷い子だね~』といい人ぶる」
とつづった女性。母親には、その「酷い子」を育てたのは紛れもなく自分自身だということを忘れないでほしいものだ。
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