給料は安いのにめちゃくちゃ働かされる「ブラック企業」。青森県に住む40代前半の男性(営業/年収350万円)は以前、金融関係の企業に勤めていたが、そこは「法令なんてクソ喰らえの超絶ブラック企業」だった。
「朝7時台には出勤、帰りは夜9時半、毎週日曜日が休みでしたが、特別営業日という名目で第3、4、5日曜日も出勤と休みは月2回のみでした」
過酷な労働条件で働いていた男性。この企業は他にもブラックな要素が数多くあり……(文:國伊レン)
パワハラは日常茶飯事で「上司に土下座」も
まず、男性の職場には休憩の概念がなかった。
「昼休憩も無しで5分で昼食を取って仕事に戻れ、10分も休んでいればサボってると怒鳴られます」
法外な働かせ方をしていることは明白だが「コンプライアンスもクソ喰らえなので、パワハラなんて日常茶飯事で上司に土下座することも」あったそう。
月々の手取りは20万円で「当時としては、高い方でしたが法令なんてクソ喰らえなので社会保険にも入れてもらえず」と回顧する男性。結局「パワハラに耐えられず約9か月で退職」することにした。最後の最後までブラックだったこの会社は、退職の際も
「冬の特別賞与分、5万円返せ」
と、いちゃもんをつけてきたそう。男性は一度貰った賞与を返金してから退職した。そんな「法令なんてクソ喰らえの超絶ブラック企業」だが、なんと実際に逮捕者が出ていたそうだ。
「退職して約5年後に知りましたが、別の店舗で来店したお客の免許証を取り上げたうえに何時間も店内に拘束されたと警察に通報があり、逮捕者が出たと知った時はやっぱりって思いましたよ」
このような違法行為が横行していたのが原因だろうか、この企業は既に解散しているという。男性はこの他にもパワハラや理不尽な扱いを受けていたようで「他にも書き切れない程のエピソードがあります」と綴っており、いかにヤバい会社だったかが分かるだろう。
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