5月12日にアメリカ・カリフォルニア州のウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第4戦『モチュール・コース・ド・モントレー・パワード・バイ・ヒュンダイN』に、アイルトン・セナの没後30年を追悼する特別カラーリングのマクラーレン720S GT3エボがエントリーすることになった。
マクラーレンMP4/4は1988年、アラン・プロストとセナの手により、F1世界選手権で16戦15勝を達成した伝説のマシンだ。1994年、イモラでの事故で他界したセナは3度のF1世界タイトルを獲得しているが、その最初の戴冠を遂げた際のマシンとなったこともあり、5月1日に没後30年を迎えたセナを象徴する1台となっている。
そんなMP4/4を模したカラーリングが施されるのは、モチュールがスポンサーを務めるパフ・モータースポーツの9号車マクラーレン720S GT3エボだ。同車両は、IMSAウェザーテック選手権のGTDプロクラスに年間エントリーしている。
今回のカラーリングは、カナダ籍のパフが今年計画している3つの記念リバリーのうちの最初のものだという。ラグナ・セカでこのゼッケン9をドライブするのは、チームのフルシーズン参戦コンビであるオリバー・ジャービスとマービン・カークホファーのふたりだ。
パフの9号車マクラーレン720S GT3エボは、開幕2戦でクラス10位と12位という厳しい結果に終わっており、GTDプロクラスにとっては今シーズン3戦目となるラグナ・セカからの巻き返しを狙うことになる。
GTP、GTDプロ、GTDの3クラスから成る第4戦は、9台がエントリーするGTDプロクラスにとっては今季初のスプリントレースとなる。決勝は2時間40分で争われる。