トップへ

アイルトン・セナのMP4/4がマクラーレン720S GT3で蘇る。ラグナ・セカに没後30年追悼リバリー登場/IMSA

2024年05月08日 19:20  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

パフ・モータースポーツが2024年IMSA第4戦で走らせるアイルトン・セナ追悼カラーリングのマクラーレン720S GT3 Evo
 5月12日にアメリカ・カリフォルニア州のウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第4戦『モチュール・コース・ド・モントレー・パワード・バイ・ヒュンダイN』に、アイルトン・セナの没後30年を追悼する特別カラーリングのマクラーレン720S GT3エボがエントリーすることになった。

 マクラーレンMP4/4は1988年、アラン・プロストとセナの手により、F1世界選手権で16戦15勝を達成した伝説のマシンだ。1994年、イモラでの事故で他界したセナは3度のF1世界タイトルを獲得しているが、その最初の戴冠を遂げた際のマシンとなったこともあり、5月1日に没後30年を迎えたセナを象徴する1台となっている。

 そんなMP4/4を模したカラーリングが施されるのは、モチュールがスポンサーを務めるパフ・モータースポーツの9号車マクラーレン720S GT3エボだ。同車両は、IMSAウェザーテック選手権のGTDプロクラスに年間エントリーしている。

 今回のカラーリングは、カナダ籍のパフが今年計画している3つの記念リバリーのうちの最初のものだという。ラグナ・セカでこのゼッケン9をドライブするのは、チームのフルシーズン参戦コンビであるオリバー・ジャービスとマービン・カークホファーのふたりだ。

 パフの9号車マクラーレン720S GT3エボは、開幕2戦でクラス10位と12位という厳しい結果に終わっており、GTDプロクラスにとっては今シーズン3戦目となるラグナ・セカからの巻き返しを狙うことになる。

 GTP、GTDプロ、GTDの3クラスから成る第4戦は、9台がエントリーするGTDプロクラスにとっては今季初のスプリントレースとなる。決勝は2時間40分で争われる。