最近は、世帯年収1000万円でも余裕がない、といった声をよく聞くが、では1300万円の人達はどうだろう。
「貯蓄1500万円。投資300万円。特に困りごとはありません」(40代後半の男性/東京都//不動産・建設系/既婚/子ども1人)
「貯金3000万円。株式1600万円。特に困ってはいない。週末は外食している」(30代後半の男性/愛媛県/その他/既婚/子ども2人)
と、子持ち世帯でも余裕があるとする声が目立つ。(文:林加奈)
「世帯年収のせいで奨学金も借りられない。学資ローンを組もうか考えている」
北海道の40代後半の男性(その他/既婚/子ども1人)は、「現金預金1億300万円。株・投信1億4100万円、貯蓄性保険5720万円。持ち家築22年」と、億越えの資産があることを明かす。しかも
「住宅ローンは19年目で返済完了なのでありません。来年は息子の大学進学があるので、月々の貯金は減少する見込み。息子の大学の卒業後には夫婦で早期リタイアしたい」
、資産が多いからか、将来への不安もない様子だ。
一方、大阪府に住む40代後半の女性(IT・通信系/既婚/子ども2人)の資産状況は「預貯金、株式等で約800万円。一戸建て、自家用車所有」だが
「住宅ローンは月10万円ほど(ボーナス払いなし)、食費は月に数回外食をして7~8万円。 何でも節約して切り詰めるようなことはないが、服はユニクロやしまむらなど、スーパーでの買い物はプライベートブランド中心など、贅沢はできない。旅行はコロナ禍前であれば家族で国内か近場の海外に年1回」
贅沢はしないものの、外食したり旅行に行ったりして家族と過ごす時間は充実していることがわかる。しかし
「今は大学生と浪人生の子ども二人で教育費が半端なくかかっている。世帯年収のせいで子どもに対する補助は一切なく、奨学金も借りられずに学資ローンを組もうか考えている」
と、高収入ならではの切実な悩みをつづっていた。
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