Text by CINRA編集部
菊地敦己と田中良治の展覧会『録音とコピー PROMO ONLY』が5月16日から池尻大橋のOFS GALLERYで開催される。
同展では、カセットテープをフォーマットに、2人が録音、セレクトした音と新作のグラフィックを展開。カセットテープの音は会場に設置されたデッキで自由に再生可能で、専用カセットテープの購入者はダビングして持ち帰ることができる。
6月1日にはイベントを開催予定。詳細は後日オフィシャルサイト、SNSで発表される。
【菊地敦己のコメント】
田中さんがカセットテープを持ってきて、これで展示をやろうと言う。最近カセットデッキを買ったらしい。そういえば、しばらく録音をしていなかった。僕も小さなカセットレコーダーを買った。感覚器官がひとつ増えたような気がして、楽しい。
【田中良治のコメント】
僕はデザインが中身(コンテンツ)に寄りかかっている(ように見える)作品が好きだ。それは巷で言われている寄り添うデザインとは真逆で、むしろ中身の力とデザインのパワーバランスが拮抗しているような作品だ。そして僕にとって今回の展示における中身とは「音」と「菊地敦己」だ。