世帯年収が1000万円近い夫婦二人暮らしの生活はどんなものなのか。それなりに余裕のある暮らしを送れそうだが……。
東京都内で妻と暮らし世帯年収950万円、子どもはいないという40代後半の男性(IT・通信系/正社員・職員)が、現在の資産状況や生活観を語ってくれた。
「東京郊外に40坪の土地に持家で生活しています。住宅ローンの残債900万で、あと6年で完済予定。 車は国産のコンパクトSUVで残債なし」
「贅沢をしなければ、日々の生活・趣味に我慢することなく、そこそこのレベルでの生活を送れていると思う」
「税金や社会保障が高すぎて馬鹿らしくなるのでこれ以上の労働意欲がわかないが…」
どうやら満足度の高い暮らしをしているようだが、こんな悩みも漏らしている。
「老後のための資産形成着手が遅かったので、もっと投資への割り当てを増やしたいたいが、現役時代のQOLも大事なのでバランスが難しい」
そんな男性の貯蓄額は、
「貯金は220万+普段使いの口座に100万~200万。妻の貯金は把握していないが800万~1000万ぐらいだと思う」
と、自身の貯金額だけで言えば400万円前後とさほど多くはない。しかし、株式などで着実に資産形成しているようだ。
「株式+積立NISAで700万。企業の確定拠出年金が時価800万で月の掛け金が5.5万。個人年金と貯蓄保険が65歳での払い戻しが1200万で月の掛け金が4万。払込済みの死亡保険が1000万」
また「把握していないが妻の個人年金も1200万ぐらいあると思う」という言葉から、夫婦共働きでしっかり老後に備えていることがうかがえる。ただ、それでも将来について安心できる訳ではないようだ。
「税金や社会保障が高すぎて馬鹿らしくなるのでこれ以上の労働意欲がわかないが、少額でも副業で稼げる体制を整えたい。将来は年金+株式配当で資産を減らすことなく生活したいが、定年退職後年金受給開始までは働かないと無理そうです」
これからも将来に備え、今以上に働き続ける考えを明かした。
※キャリコネニュースでは世帯年収に関するアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/CPG04M4S