人生において一大イベントである結婚式。その結婚式のスピーチをお願いするほどの仲だった友人と絶縁したことがあるだろうか。
京都府に住む40代後半の女性(専門職/コンサルタント・士業・金融・不動産/年収550万円)は「高校のときからの友人」と絶縁したと明かす。彼女とは中学から一緒だったが、仲良くなったのは高校からで、「家が近く親密になった」そう。そんな友人となぜ絶縁することになってしまったのだろうか。(文:真鍋リイサ)
スピーチで昔のことを蒸し返されて……
女性は高校時代をこのように振り返った。
「登下校いつも一緒で、休み時間も私のクラスまで来たり、デートにまでついてきたり、一緒にいると楽しいけど、めんどくさいと思うこともあった」
女性にひどくべったりな友人であった様子。デートにまでついてくるとはその時点で嫌になる人もいそうだが、女性の絶縁理由はそれではなかった。
「私は、大学でふるさとを離れ、そこで知り合った人と結婚。式に彼女を呼び、スピーチを頼んだ」
古くからの友人である彼女に友人代表が務めるスピーチを頼むくらい、信頼を置いていたのだろう。しかしこのスピーチが絶縁の理由になってしまう。
「スピーチの内容は、怒らせたら1週間口をきいてくれなかったというエピソードを含めた私の悪口」
「顔から火が出そうになった。お互い好きなこと言い合ってたけど、まぁそこそこの友だちと思ってたのに、だからスピーチも頼んだのに、『私のことをそんなに恨んでたんだ』と怒りがこみあがってきた」
結婚式の場で、しかもスピーチで、新婦の悪口を堂々と話す女性にドン引きである。お互い腹を割って話せる友人であると思っていたからこそ、女性の怒りは相当なものであっただろう。しかもこのあと友人は、さらに失礼な態度を取ってきたのだ。
「二次会は『不参加』と返信もらっていたが、『こちらにいる会社の友だちの飲み会に参加する』といけしゃーしゃーと」
「お車代として往復の新幹線代(3万円ぐらい)は私の母が出したのに。その瞬間縁切った」
二次会に参加しないのはともかく、わざわざ別の飲み会に行くと報告してくるのはウザい。この一件以降、女性は彼女と一度も会っていないという。
「その後、友だちを通じて、話したいとか会いたいとか何度も連絡あったが、彼女に会って話したのは、この日が最後」
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