不倫をする人はどんな心境なのだろうか。40代後半の女性は、「不倫はした事もされた事もあります」と明かした。はじめに、された側の思いを綴ってくれた。(文:長田コウ)
「もう要らないと思って離婚を決めてた旦那でも、ずっと前から不倫してたんだと知ると、自分だけが頑張ってたのかととても悲しくなりメンタルはやられます」
「片想いしてLINEして電話してたら、不倫ですか?」
当時の落胆をこうも語った。
「夫婦関係を良くしよう、妻としてちゃんと家事をやろうと努力してた頃に、会社の部下から言い寄られてその気になってたんだと思うと自分の価値が分からなくなって、かなりショックでした」
心に傷を負った女性は、カウンセリングを受け、離婚に至った。離婚後には、女性自身も「セフレ的な不倫」をしたという。このことについて、
「罪悪感はなかったですね。私はその時楽しければって感じでした」
相手は、女性のことが好きだったものの、「離婚する気はなかった」という。男性の本心が分かってからは、女性に「好きな人が出来たら終わりだと」告げていたそう。そして今、女性は「既婚者に片想い」をしている。本音を赤裸々に明かした。
「奥さんからは奪いたいけど、子どもから取り上げたくはないですね。ホントは既婚者を好きになりたくないんですけどね」
そして、不倫について根本的な問いを投げかけている。
「不倫って何処からが不倫なんでしょうね。片想いしてLINEして電話してたら、不倫ですか?会った事すらなくて身体の関係なんて一切なくても、既婚者とLINEして電話してたら不倫になりますか?」
もちろん法的には色々と判断ポイントはあるが、不倫をされ、した経験もある女性だからこそ感じることがあるそうだ。
「配偶者やパートナーに不倫されたら、それは双方に責任があると思います。病的に浮気する人は違うかもしれませんけど、一般的に。妊娠中でもなんでも。そもそもの2人の関係性に問題があるから、他所に行くんだと思います」
最後に綴ったこの持論は、自戒の言葉ともとれる。
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