だから「I’m really upset with you.(あなたに本当に怒っている)」という使い方もできるし、「I’m so upset that you lied to me.(あなたに嘘をつかれて悲しい)」という使い方もできるのだが、様々な負の感情が「upset」という一語の中に入り混じっているため、正しい訳とそうでない訳の線引きが難しいのだそう。ぴたりと言い表す日本語が存在しない、厄介な単語なのだ。
というのも「run」は「I ran up a huge phone bill when I was in college.(大学時代、電話料金がめっちゃかさんでいた)」「Bad eyesight runs in my family.(目が悪いのは遺伝だ)」という使い方もされる。「〇〇の家系だ、遺伝だ」、「請求額がかさむ」という表現でも、「run」は使われるからである。