どんなときも寄り添ってくれるのが本来の友人だ。なのに心身が弱っているときに、冷たい言葉をかけられたらショックでたまらないだろう。
埼玉県の50代前半の女性(サービス・販売・外食/年収150万円)は、「もう25年くらい前のことになりますが」と前置きし、幼なじみと絶縁した過去を明かした。この「幼なじみの彼女」とは、お互いOLになってから再び会うようになったという。
「お互い土日は完全休みですし、平日も集計さえ合えば18時には退社できたので一緒に習い事に通ったりもしていました」
と仲が良かった2人だったが……(文:長田コウ)
「赤ちゃんは大丈夫だろうかと心配でたまらなかった」
ある日、女性は「5年ほど勤めた会社を辞めて自営の建設業を手伝う」ことになった。すると生活が一変する。
「現場なので早朝車で家を出て帰宅は早くて19時半になる生活で当時は休みも決まっておらず、仕事が空いたら休めるというときが多かったです。OL時代と比べると格段に彼女と遊べる日は少なくなりました」
そんな中、お互いに結婚し、女性は妊娠した。しかし、「妊娠中に病気で手術をしないとならなく」なった。当時、「妊娠中にお腹を切らなければならず赤ちゃんは大丈夫だろうかと心配でたまらなかった」という。当然のことだ。そんな状況にもかかわらず……。
「彼女から電話が…それはなんでその病気になったのか原因は分かっているの?ちゃんと先生に聞いたの?と攻撃の言葉の連続でした。先生はこの病気は原因は特定できないと言っているのに、彼女は納得できない様子で……」
もしかしたら幼なじみは、女性のことが心配でたまらず、病気のことを詳しく知りたかったのかもしれない。しかし女性は、病気になったことを責められているように感じたのだろうか。これ以降、幼なじみとは連絡を取らなくなったという。自然に縁が切れると思っていた矢先のことだった。
「彼女から手紙が届き開封してみると、なんと絶縁状でした。ここまでする必要があるのかと呆然しましたが、小さい頃からの彼女の束縛体質を思うと納得できました」
幼なじみは、女性からの連絡が途絶えて寂しさを感じたのかもしれない。しかし、わざわざ絶縁状を送ってくるとは、悪意を感じる。絶縁は避けられなかっただろう。
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