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「やばい会社だった」給料の振込が“翌々月末”の会社に入社した男性 その後、不祥事で大変なことに

2024年04月30日 06:20  キャリコネニュース

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労務管理がずさんな会社は、平気でコンプライアンス違反をしているものかもしれない。パソコンのデータ消去や中古買取・販売の会社に勤務していたという40代前半の男性(埼玉県/企画・マーケティング・経営・管理職/年収600万円)は、「今考えると結構やばい会社だったなと思います」と振り返る。

事業内容の性質上、データ流出を防ぐためのセキュリティ対策は万全を期す必要がある。しかし、中途採用で入った男性が研修でセンターに行ったところ、

「ホームページやパンフレットで謳っているようなセキュリティはなく、誰でも出入り可能な状態」

という、驚愕の実態があったそうだ。(文:福岡ちはや)

データ流出騒動が発覚「マジで早く辞めておいてよかったです」

もちろん、中古パソコンの保管もずさんだった。

「回収から管理番号を端末ごとに割り振られるまで数日放置されているような状態のため、その間の管理もされていない状態でした」

「HDD内のデータ消去も請け負っていましたが、作業は専用ソフトを使用して削除はしているものの、消去証明書は別のパソコンでExcelを利用して手入力のため直接紐づいておらず、大丈夫かなー?とかなり不安になったのを覚えています」

そもそも、労務管理や経費の扱いも滅茶苦茶だったという。

「営業職でしたが、入社から1か月経っても携帯電話を支給されず、私用携帯で業務を行うしかなく、通話代は自腹。精算もさせてもらえず」

「『交通費精算はお給料支給のタイミング』はよくあるが、当月締め・翌々月末払いのため入社から3か月間の給料(支払い)なし」

これでは従業員の負担があまりに大きすぎる。男性は「ほかにもいろいろとやばい臭いがする」と感じ、早々に見切りをつけ試用期間で退職した。

案の定、それから数年後に「その会社からHDDを持ち出してネットオークションに横流ししてデータ流出」というニュースが流れたそうだ。男性は、

「やっぱりな……と思いました。マジで早く辞めておいてよかったです」

と胸をなでおろしていた。

※キャリコネニュースでは「『この会社もう無理!』と思った瞬間」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/XLVYZO65