会社に正規雇用された場合は、年金や各種保険は給料から天引きされる。しかし、従業員の管理がずさんな会社の場合、「実は雇用保険に加入していなかった」など、後から驚きの事実が判明するケースがある。
40代男性(大阪府/エンジニア/年収600万円)は、何度か転職を繰り返し、「それぞれの会社で理不尽すぎるエピソードがある」というが、7回目に転職した会社で
「毎月の給与明細も初月のコピーとのことで、記載内容も全く変わらずでした」
といった、理不尽すぎるエピソードを明かしてくれた。(文:林加奈)
「給与明細には雇用保険料の項目があり、しっかり天引きされていました」
転職前の男性は「照明機器メーカーでの理不尽さ、燃え尽き症候群のような状態」だったというが、
「友人が代表を務める会社へ転職することになり、私と共通の知人 2人で入社していました」
と新期一転頑張るつもりでいたようだ。ところが転職先では「理不尽なだけでなく、技術的な信頼も失ったので、友人が代表を務める会社も辞めることになりました」とその職場も失意のうちに離れることになった。しかも……
「退職に向けて、雇用保険被保険者証を請求したところ、雇用保険に加入していないことが判明。理由は『子会社を作る予定だったから』とのこと。とはいえ、給与明細には、雇用保険料の項目があり、しっかり天引きされていました。そもそも、毎月の給与明細も初月のコピーとのことで、記載内容も全く変わらずでした」
友人の会社とはいえ、呆れるばかりのいい加減さだった。他にも、
「残業も管理していなかったので、会社として体を成していないなと、つくづく思いました」
と、男性はあきれたようにコメントしていた。
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