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【4/29~5/5の運勢】5月1週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

2024年04月28日 22:10  isuta

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isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

2024年上半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡

今週の星座占いを全文読みたい方はこちらをタップ 今週のおひつじ座の運勢

おひつじ座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

物語の人間化へ向けて

今週のおひつじ座は、自身が向き合うべき‟謎”との関わり方を模索していくような星回り。

『天空の鏡を割りて五月くる』(辻美奈子)という句のごとし。作者は、この句が収録された句集を出した当時、高校生や大学生になる子どもがいた女性俳人。当然この句も、幼かった子どもが、まだひとり立ちする前の時期に詠まれたものなのでしょう。

「天空の鏡を割りて」という措辞には、どこか予定調和的な展開や表層的なきれいごとだけでは済まされない領域へと、一歩踏み込まんとしている作者の心の動きが感じられます。

あなたもまた、ここぞという瞬間には、ごまかしたり目をそらしたりする代わりに、みずから一歩踏み込んでいくべし。

続きはこちらから 今週のおうし座の運勢

おうし座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

ちょ待てよ

今週のおうし座は、「信じるな、まず考えなさい」という呼びかけに自分なりに応えていこうとするような星回り。

哲学者の池田晶子は大衆の歩むべき道について、「知性」ではなく「理性」をはたらかせることの大切さを強調しています。

理性の働きというのは、学歴や知識の多寡とは無関係であって、あくまで「永劫の不可解に直面した人類が、その絶句と引き換えに手に入れた」事象一般への洞察であり、「それへの態度のとり方」をいうのだと。

あなたもまた、もっとはっきりと自分なりの「態度のとり方」を示していく機会が訪れていきやすいでしょう。

続きはこちらから 今週のふたご座の運勢

ふたご座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

ねえ素直王(ムーミン)

今週のふたご座は、スンと心が澄んでいく感じを大切にしていこうとするような星回り。

『足音がかたまつてくるねじやかかな』(阿波野青畝)という句のごとし。

「ねじやか」は「寝釈迦」で、本来は釈迦の入滅をしのぶための涅槃会を念頭に置いた春の季語なのですが、ここではそういう宗教的な行事に参加するとかそれを詠むのだいうレベルを超えて、作者と寝釈迦の心とが一体のものとなって詠い出されています。

あなたもまた、自身の心の切っ先がどこへ向かっているのかを、改めて確かめていくべし。

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かに座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

人と人とはわかりあえないが基本

今週のかに座は、「相手を理解するということ」の難しさについて、改めて思いいたっていくような星回り。

村上春樹の『象の消滅』という短編小説があります。これは知り合ったばかりの若い男女が、ふとした拍子にその状況にはまったくふさわしくない不可解な話題について会話を交わし、別れるまでの短いお話なのですが、結局ふたりは会話が嚙み合わず、どこかが決定的にすれちがったまま終わります。

「象の消滅」とは何かの隠喩なのですが、ここではそれがいったい何を表しているのかという点には触れません。しかし、そもそも「経験」には他人とは決して分かち合えない領域というものがあるのではないでしょうか。

あなたもまた、自分が向き合う相手もまた「人にはけっしてわかってもらえない類の経験」をもっているのだということを、頭の隅に置いていきたいところです。

続きはこちらから 今週のしし座の運勢

しし座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

力みすぎてはいけない

今週のしし座は、張り詰めていた緊張感をストンとゆるませていこうとするような星回り。

『どこか隙のある人のごとくや五月富士』(植松とし夫)という句のごとし。

表富士か裏富士かはともかく、「五月富士」は下には新緑をたずさえながら、七合目から八合目まで残雪の白をいただく絶妙な景色で人の心を捉えますが、確かに冬富士のきびしさと比べると、「どこか」放心しているような感じがします。

人前で格好をつけて、誰かにしんどい顔を見せたり、弱音など吐くまいと、何かとやせ我慢しがちなしし座の人たちは、どうしてもそうした「冬富士」を目指してしまいがちですが、それなりに経験や年を重ね、後輩や部下との関わりが増えてくるほどに、掲句のような「隙」こそが人間関係の肝となってくることを痛感するのではないでしょうか。

あなたもまた、もっといじられたり、ツッコまれたりすることを、まず自分自身にゆるしていくべし。

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おとめ座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

日常を耕す

今週のおとめ座は、ごく普通の体験を豊かにしていくための訓練に施していこうとするような星回り。

かつて精神科医の中井久夫は、「異常体験というものは実はかなり類型的なものであり、そうでない体験のほうがはるかに豊富であり、分化しており、多様である」と述べていました(『世に棲む患者』)。

この「そうでない体験」をいかに多様に分化していくまで耕していくかという課題は、現代社会においては一部の異常者だけでなく、多くの人が自分もそうだと思い込んでいる“普通人”にとって共通の課題となっているのではないでしょうか。

あなたもまた、ごく普通の体験をこそ「規則正しく」耕し、根気強く、ときに気ままに発展させていくことを大切にしていくべし。

続きはこちらから 今週のてんびん座の運勢

てんびん座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

夜道の秘儀

今週のてんびん座は、夏闇のなかひとり青く染まっていくような星回り。

『プラタナス夜もみどりなる夏は来(き)ぬ』(石田波郷)という句のごとし。夜の街灯を受けて青く透けるプラタナスは、その下を通り抜けていく人びとをも青く染めていき、それを感じ取った瞬間に、その人に「夏は来ぬ」!

それは人がいくつになっても秘めている青春の浮上であり、五月という特別な季節だけがもっている、祝福の声音に対する呼応現象でもあるのではないでしょうか。

あなたもまた、ふとそんな瞬間を噛みしめていくことになるかも知れません。

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さそり座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

地下世界の拡張

今週のさそり座は、おのれの心に地獄を見出し、それを認め、受け容れていこうとするような星回り。

例えば、八大地獄のうち比較的浅い第三の衆合地獄には、刀葉林という独特の刑罰場があり、そこでは樹木の葉が鋭い刃となっています。樹上には絶世の美人がおり、罪人は樹に登っていくが、葉は刀のように全身を裂くのです。

そうして上までゆくと、たちまち美人は樹下に姿をうつすので、罪人は欲情に燃えてまたもや全身を切りさかれる。このようなことが百兆年ものあいだ繰り返されるという。

あなたもまた、自身の心をどこへ向けて拡張していくべきか、考えてみるといいでしょう。

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いて座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

無常な日常

今週のいて座は、生き延びるためのコミュニケーションを淡々と紡いでいこうとするような星回り。

『子供減り猫増え更地茂るなり』(小川軽舟)という句のごとし。社会や文明の滅びゆく相について、掲句は特別悲観的になるわけでも、誰かどこかを批判したり警鐘を鳴らそうとするわけでもなく、ただしどこまでも自身の日常の延長線上にあるものとして、淡々と詠んでいます。

それは人間への無関心のあらわれと言うより、むしろ他人との比較や有名人の不幸や炎上事件を通してしか、自身のしあわせや生きてる実感を得られなくなってきつつある現代人的な心性への反動とも取れるのではないでしょうか。

あなたもまた、どんなにささやかなものであれ、自身が心安らかにあれるような交流にこそ心を寄せていくべし。

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やぎ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

説明のつかぬ夢が

今週のやぎ座は、理屈を超えたところで起きてしまうある種の営みに打ち興じていくような星回り。

公の場で「誤解を恐れず」に自身の言葉を語れる人間が、今の時代非常に少なくなってしまった昨今。ただそんな中、気炎を吐いているのはやはり芸術家であり、その一人に横尾忠則がいます。

彼は自身のエッセイの中で、神へのメッセージを絵にしている画家ハワード・フィンスターなどのアウトサイダー・アートを取り上げ、「宇宙の愛(それは狂気でもあるらしい)の波動がぼくの身体を装置として、送信されてくるとき、ぼくの作品は宇宙の愛に満たされるという。そんな宇宙や神の道具となることは一種の歓びでもある」(『名画感応術』)と語っています。

今週のあなたなら、狂気の裏返しとしての愛を受信したり、はたまた送信したりすることができるかも知れません。

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みずがめ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

人間性の波打ち際

今週のみずがめ座は、果たしてそれでいいのかと問わずにはいられない事実や現実と、改めて向き合っていこうとするような星回り。

『澄みし目にA・I目指すこどもの日』(山下美典)という句のごとし。

知覚可能なすべてを考慮して、総合的に判断する。ただし、明確な二項対立的図式や評価基準に基づいて、自分にとって有益か有害かのいずれかに決め、自分にとっての知識世界を構築していくというもので、例えばコロナ禍で増えた陰謀論者のような類いもこれに該当するように思われます。

あなたもまた、自分の中の人工知能的な部分を実感すると同時に、“そうでない部分”がいかに働いているのかをいま一度自問してみるといいかも知れません。

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うお座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

偶然人生

今週のうお座は、実際の人生と同じように、自身の生活も適度に支離滅裂となるよう構成し直していくような星回り。

書き手と主題となる人物という2人の人間の生き様が交錯することになる評伝というジャンルは、語り口や雰囲気が重苦しいものになりがちですが、時に例外も生まれます。

老フランス作家ロジェ・グルニエによるロシアの文豪チェーホフの評伝『チェーホフの感じ』は、あるときはほんの数行で終わるほど短い断章ばかりで編まれた一風変わったつくりなのですが、読み進めるうちにそれは著者が投げかける「チェーホフは人間を愛していたのか?」というテーマの重苦しさから、読者を少しでも解放するための工夫なのだということが次第に分かってくるように出来ているのです。

あなたもまた、ある種の軽やかさや、余白、抜け感をいかに自身の人生や生活にもたらしていくことができるかが問われていきそうです。

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