猫は舌や前足を使って器用に毛づくろいをしますが、ネコランドさん(@NEKOLAND13)が飼っているノーマンくんは、かなり独特な毛づくろいをします。一生懸命毛づくろいしたのに、なぜか毛がボサボサになってしまうようです。ネコランドさんにお話を聞きました。(取材・文:辻ひかり)
なんでそんなに下手? 湿気の影響?
少し前にXの猫好き界隈で話題になっていたのが冒頭の画像です。今回、ネコランドさんに他のボサボサ画像も送っていただきました。
長い毛が四方八方に広がり、大変なことになっています。
ネコランドさんによると、ノーマンくんは、ミヌエットという品種です。足の短いマンチカンと長毛種のペルシャを交配した猫で、それぞれの特徴を受け継いでいます。ノーマンくんも短い足に、ゴージャスな毛並み、そしてくりっとした瞳が愛らしい男の子です。ネコランドさんがたまたま立ち寄ったペットショップで一目惚れして、迎え入れたそうです。
ノーマンくんの性格をネコランドさんに聞きました。
「いつも家中走り回っていたり、先住猫と戯れあっていたり、ものすごく甘えん坊だったりと、何やら忙しいワンパクな子ですね」
まだ2歳と若く、遊びたい盛りのようです。甘えてくるときとのギャップもかわいいですね。Xで話題の毛づくろいについて聞きました。
「(ボサボサになってしまうのは)実はしょっちゅうと言うわけではなく、上手なときもあれば、写真のように酷くなることもあったりしていますね」
普段はシュッとしています
では、ときどきボサボサになるのはなぜでしょうか。
「多分、湿度の関係もあるとは思いますが、手足が短いので毛づくろいがうまくできないのかとも思いますね。夏毛でも多少はボサボサになりますが、冬ほど酷くはならないですかね」
人間でも髪質によって湿気を含み爆発することがあります。ノーマンくんの毛質も湿気の影響を受けやすいのかもしれません。毛量の増える冬は夏より迫力が増しそうです。
ネコランドさんは、ノーマンくんが毛づくろいする動画をXで公開しています。それを見ると、ノーマンくんは短い前足で顔周りの長い毛を後ろから前へと一生懸命撫でていますが、やればやるほど昔のヴィジュアル系バンドがしていたような逆立った髪型になっていきます。ネコランドさんも思わず、「毛づくろい下手過ぎて応援したくなる」とコメントしています。
「体毛が生え揃ってきたときには、すでに毛づくろいが下手でしたね。印象としては、猫なのに毛づくろい下手な子いるんだな~(笑)と思っていましたね」
1歳のときにはすでに現在のスタイルになっていたとのことですが、昔から猫を飼っていたネコランドさんは驚かれたようです。ノーマンくんはエマさん、レイくんという2匹の猫さんと暮らしており、仲も良いようで、
「先住猫のエマと追いかけっこしているときが1番楽しそうですかね」
とネコランドさんは話していました。