コンプライアンス違反に厳しい昨今でも、未だにこういうパワハラ上司は存在しているのではないだろうか。香川県の50代男性(技能工・設備・交通・運輸/年収350万円)は、今から20年前に地元の衣料品メーカーに就職。10年ほど勤務した中で
「朝1時間、昼1時間、晩1時間、みんながいる前で立たされて暴言を吐かれます」
などと、上司から酷いパワハラを受け続けたエピソードを明かしてくれた。(文:林加奈)
「この会社では、このような管理職ばかりです。言葉が通じません」
男性によると、「上司からのパワハラ、パートのおばちゃんからのモラハラ、同僚の社員からのセクハラが酷かった」という。
「具体的には『あなた今日からこれ担当、あとはよろしく』といい仕事を教えず丸投げしてきます。仕方なく試行錯誤して(仕事)しますが、上手く行きません。すると上司から呼ばれて『なんでお前はできんのや、アホ、ボケ、死ね、カス、会社辞め、このチンカスが、しばきあげるぞ、おらー』と、朝1時間、昼1時間、晩1時間、みんながいる前で立たされて暴言を吐かれます」
暴言の内容が反社会的勢力そのものだ。ここまで酷いことを言われたら、もはや暴言を吐きたくてわざと仕事を教えようとしないのかと疑ってしまう。そんな職場だからか
「ほとんどの人が、1か月もたたないうちにうつ病になり入院したり、会社をやめたりしています。すると上司は『ダメだった、また雇おう』と言っています」
と、従業員の入れ替わりも激しかった模様。人材はいくらでも替えがきくと思っていたのだろう。「この会社では、このような管理職ばかりです。言葉が通じません。意思の疎通ができません」と、嘆くように回答を締めくくっていた。
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