会社で仕事とは関係のない宗教の勧誘にあったエピソードが多く寄せられている。50代男性(大阪府/技能工・設備・交通・運輸/年収300万円)は今から15年ほど前、新卒で入社した女性社員から宗教勧誘を受けそうになった経験を振り返った。その女性に
「女子社員を連れ回してると噂を流す」
と脅されたというから驚きだ。一体どういう状況だったのか。(文:林加奈)
「ウチは実家が寺なので信者になることはないと伝えたら、その日から無視されて逃げれた」
男性は直接、宗教勧誘を受けたわけではない。他の社員から事前に警告を受けたからだ。
「職場に新卒で入ってきた女子社員にその子の同期の子達と遊びに行こうと誘われた。やたらと色気を使う子が何人かいて、後日再び誘われた。次はご飯とカラオケ。でも先に誘われた人から『某有名宗教団体の集まりに連れて行かれるよ』と教えられた」
それ以来、男性はご飯もカラオケの誘いも断るようになった。すると
「『会社の人達に私が女子社員を連れ回してると噂を流す』とか脅しをかけてきた。大した脅しでもないし、そのうちみんなわかることだし、ウチは実家が寺で祖父母が僧侶なので、他の宗教の信者になることはないと伝えたら、その日から無視されて逃げれた」
と冷静に対応し、勧誘を受けずに済んだ経験を明かす。いきなり宗教団体の集まりに誘うのではなく、段階を踏んで巧みに勧誘するらしい。思い通りにいかないと「連れ回してると噂を流す」と脅すとは、悪質極まりないやり方だ。宗教を信じることは自由だが、こんな強引なやり方をすれば自分の信用も失ってしまうことに気付くべきだろう。
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