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「うるせえな、早く子ども黙らせろよ」ヤクザみたいな店長がいる飲食店 最悪だった初バイト体験談

2024年04月26日 06:20  キャリコネニュース

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この春から初めてのバイトをする人も多いだろう。しかし、何事にも当たりはずれはある。北海道の20代女性は、数年前のバイトデビューが最悪だったと打ち明ける。

そこは地元で有名な格式の高い飲食店で、時給はその地域としては1200円と高めだった。稼働時間もちょうどよかったため、ハローワークから応募したという。ところが、ドキドキして迎えたバイト初日のこと。

「私が到着してすぐ、バックヤードで正社員らしき女性スタッフが、店長に『新人さん辞めさせないでね』と言うのが聞こえました」

店長のせいでいつも新人が辞めてしまう、と言わんばかりのこのセリフ。これが「社会人になった今でも、未だに怖いと思います」と女性は語る。一体どんな職場だったのか。編集部では詳しく話を聞いた。

「なんでこんなことも出来ねぇんだよ!!」と怒鳴る店長

先輩社員は新人の心配するわりには、なぜか全く仕事を教えてくれなかった。女性は「何も分からないんですが!?」状態のまま、いきなり店に出たという。

「1人で片付けるように言われて食器をまとめるなどしていましたが、何をどこに戻すかなど分からず戸惑っていると、店長が机を叩いて『なんでこんなことも出来ねぇんだよ!!』と怒鳴ってきて……明確に恐怖を感じました」

店長は50代くらいの男性で、「ヤクザみたいな風貌」だった。怒鳴り声は隣の個室にも丸聞こえで、後から出てきた客と鉢合わせて気まずい思いをしたという。凄まじいパワハラ店長だが、面接ではその片鱗も見せなかったというから驚きだ。

「店長は見た目は怖いですが、面接したときは人当たりが良かったので、こんなやばい人だなんて全く分かりませんでした。社会人の鏡だなぁと思ってしまうほどに、騙されました。多重人格なのかな?と疑うレベルです」

しかもその後、ほかの従業員による暴言も目撃した。

「子どもの100日のお祝いで来ていたお客様の個室から、赤ちゃんの泣き声や、親御さんが困惑してあやす声が聞こえていました。するとその個室の前で、年配の白髪交じりの男性店員が、『うるせえな、早く子ども黙らせろよ!』と言っていて……。常識的にありえない職場でした」

せっかくお祝いのため個室までとった客に、そんな暴言を浴びせるとは、接客業失格ではないだろうか。

「その暴言はお客様に聞こえたと思います。食後、部屋を出ていく親子と祖父母3代のお客様ご一行が、暗い顔をしていた記憶があります」

辞めるときも暴言「お前の出来が悪いからやめます、って言えよ!」

帰宅後、この職場の実態を家族や飲食店経験のある友人に相談すると、全員から辞めるよう言われたそうだ。女性も辞めることにした。

「耐えきれず、翌日に辞めることを電話で申し出ました。出勤前に足を怪我したことも理由の一つでしたが、“辞める理由”で揉めに揉めて、辞めるまで2週間もかかってしまいました」

後に小指の骨折と判明した足の怪我を1日耐えて仕事をしたことや、配膳で重たいものを運ぶことが元々悪かった腰への負担になったことなども伝えた。それを聞いた店長は、

「事前に告知されていないから、お前の捏造した嘘だろ!!」

と電話口で怒鳴ってきたという。さらにこう畳みかけてきた。

「『お前の出来が悪いからやめます、って言えよ!お前は無能で何も出来てねぇのにいる意味がねぇんだよ!』というようなことを、店長の気の済むまでひたすら怒鳴られてしまい、電話を切ったあとは号泣してしまいました」

オーナーではない店長は、本部への伝わり方を気にしていたようだ。女性はこのときの心境を

「新人教育もなく、ド新人が働けると思ってんのか!と言い返したかったのですが、店長がヤクザみたいで凄く攻撃的・高圧的でやばい人だと分かったので、言うのは諦めました」

と明かす。しかし、退職の手続きのためギプスで足を引きずりながら出勤した際は、「店長にめちゃくちゃ優しく椅子を出されたり、心配されて…」と更に困惑する事態となったそう。パワハラで糾弾されるのを恐れたにしても遅すぎる。

「格式の高い有名店なのに、その裏側が社会人としてのマナーもなく、客には文句を言い、従業員への教育もなく、全てがずさんで衝撃でした。プライベートでの利用は絶対にしたくないですね」

と本音を明かした女性。現在は別の飲食業で働いており、「当時の店とは違い、シフトや人間関係も良好で、教育の行き届いた現場で楽しく働いています」と近況を語った。

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