そのため『Kawasaki Racing Team WorldSBK』としてのカワサキファクトリー体制での活動は終了となるが、『Bimota by Kawasaki Racing Team』として新たに出発する。カワサキモータース株式会社の社長兼最高経営責任者である伊藤浩氏、KRTチームマネージャーを務めるギム・ロダがカワサキの新たな方向性と今後ついてコメントした。
「WorldSBKに対する私たちの取り組みはこれまでと同様に強力であり、この新しいレーシングプロジェクトがビモータとカワサキの両メーカーのファンに活気を与えられることを願っています。レースでの成功への情熱は今も変わらず、2025年のWorldSBKグリッドにBimota by Kawasaki Racing Teamが登場することを楽しみにしています」
■ギム・ロダ(KRTチームマネージャー) 「過去13年間、私自身、そしてスペイン・グラノリェースにあるKRTワークショップのスタッフ全員が、カワサキ・スーパーバイク・プロジェクトに全身全霊を捧げ、その間に7つのWorldSBKライダータイトルを獲得し、さらに数々のチーム、マニュファクチャラーをも獲得してきた。カワサキがスーパーバイクチャンピオンシップで40年近く戦い続けてきた今、新生Bimota by Kawasaki Racing Teamの新しくインフラストラクチャーを形成する新時代の一員であることを誇りに思っている」
「これはカワサキにとって、トップレベルのプロダクションレースへのアプローチを進化させるものであり、我々はこの新しいプロジェクトで役割を果たせることを光栄に思っている。我々は成功するために必要な技術と人材を持っていると確信しており、2025年のMOTUL FIM スーパーバイク世界選手権で印象的な2名のライダーチームを率いることは新鮮で活力に満ちた経験になるだろう」