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劇場版ポケモンや新海誠作品に参加した四宮義俊が監督「A NEW DAWN」2025年公開

2024年04月23日 21:13  コミックナタリー

コミックナタリー

「A NEW DAWN」より。
四宮義俊が監督を務める劇場長編アニメ「A NEW DAWN(邦題未定)」が、2025年に全国で公開される。

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日本画家、アニメーション作家として活動する四宮は、これまで「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」「劇場版ポケットモンスター ココ」などのポスターアートや、新海誠の監督作品「言の葉の庭」の背景美術、「君の名は。」の回想シーン演出などを担当してきた。四宮初の長編監督作品となる「A NEW DAWN」では、土地立ち退きの強制執行が迫る創業330年の花火工場・帯刀煙火店を軸に、そこで育った3人の若者たちと、幻の花火・シュハリをめぐる2日間の物語が描かれる。四宮のコメントは記事末に掲載した。

アニメ映画「化け猫あんずちゃん」にも協力しているフランスのスタジオ・Miyu Productionsと、アスミック・エースが日仏共同で製作。スタジオアウトリガーがアニメーション制作、TVアニメ「天国大魔境」に参加した南方研究所のうつしたがキャラクターデザインを担当する。「君の名は。」「詩季織々」などを手掛けた馬島亮子が美術、蓮沼執太が音楽として参加する。

なお「A NEW DAWN」は第77回カンヌ国際映画祭マルシェ・ドゥ・フィルムにて開催される「Animation Day」アヌシー・アニメーションショーケースに選出された。現地時間5月19日には、四宮がメイキング映像の上映とプレゼンテーションを行う。

■ 四宮義俊(原作・脚本・監督)コメント
この映画は僕の一本目の長編映画です。
企画を作り始めたのは2016年でした。月日が経つうちに、自分を取り巻く環境や景色も変わり、家族もできました。
ある日、雑木林の隙間からあるはずのない『海』を子供が見つけ僕に問いかけました。凝視すれば何のことはないソーラーパネルの羅列でした。ネガティブに感じられ変わっていく日本の風景にいっとき新しい解釈を与えた次の世代の感性は僕にとってとても意味のあるものに感じられました。
そしてその瞬間、この物語は駆動し始めました。当時はごく一部の事象を描いたものでしたが、時を経るごとに物語がリアリティを帯びていった様に思います。
企画が始まってから8年目の今日みなさんに情報をお届けできることにちょっとした奇跡も感じています。
完成まではまだまだ長い道のりですが、作りながら、また少しずつ皆さんに知っていってもらえると嬉しいです。

■ 「A NEW DAWN(邦題未定)」
2025年公開

□ スタッフ
原作・脚本・監督:四宮義俊
キャラクターデザイン:うつした(南方研究所)
美術:馬島亮子
音楽:蓮沼執太
製作:A NEW DAWN Film Partners
制作:アスミック・エース、スタジオアウトリガー、Miyu Productions
配給:アスミック・エース

(c)A NEW DAWN Film Partners