正社員の仕事を探す場合、書類選考を通過なければ面接に行けないことがほとんどだ。しかし、面接官の中には履歴書・職務経歴書にほとんど目を通さずに面接している人がいるらしい。
50代女性(大阪/事務・管理/年収250万円)は、50代に入ってから正社員を目指して就活を開始。「看板制作の総務部の求人」に応募したところ、書類選考を通過。面接に行った時のエピソードを振り返っている。(文:林加奈)
「こんないけすかないオヤジのいる会社、こっちから願い下げじゃ!」
女性は書類選考通過の通知を受け取り、「暑い中、リクルートスーツに身を包み、面接に挑みました」という。
「先方は、男性2人、女性1人。どこの会社ででも聞かれるような、通り一辺倒な面接だったのですが、最後の最後に、男性面接官のうちの1人が、『あなたの職務経歴が、うちの会社に活かせれるのかなぁ。そう思わないんだよね』」
職務経歴は提出した書類を見ればわかるはずだから、自社でキャリアが活かせるとは思えないならそもそも書類選考の段階で落とすべきだろう。しかも一通り面接が終わって最後の最後にこの発言だから、面接自体が無駄になったような状況だ。女性は自身のキャリアを振り返り
「短大卒業後に入社した会社で、総務部から役員付き秘書になり、トータル9年半勤めて退職したのですが、それ、職務経歴書に記載してますが?あなた、私が郵送した書類に目を通してませんね?こんないけすかないオヤジのいる会社、こっちから願い下げじゃ!」
と胸中で激怒したことを明かす。確かに、面接の場でわざわざ言わなくてもいいだろう。
「と思ってたら、きっちり、不採用通知をいただきました」
と、結局落とされた顛末を綴っていた。
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