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「うんざりレベル」木村拓哉、妻との“イチャつき”に批判飛び交う、反町隆史・福山雅治との“圧倒的違い”

2024年04月21日 16:40  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

木村拓哉

 アラフィフのキムタクは、はたして“アイドル”の呪縛にいつまで囚われるのか?

 4月14日、木村拓哉(51)が自身のInstagramのストーリーズに《happy birthday!!》というメッセージとともに、妻である工藤静香の写真を投稿。この日は工藤の54歳の誕生日だった。

結婚は2000年なのに……コメント欄は大荒れ

 芸能界の超大物夫婦の仲睦まじい投稿に、誕生日を祝うコメントや夫婦を応援するコメントがあった一方で、批判的な声も少なくなかった。実際、ネットニュースのコメント欄には次のような意見も多く寄せられていたのだ。

《以前はプライベートはベールに包まれていて、その方が良かった気がする》

《プライベートは知りたくない派です。 オープンにするのは自由だけど、ファンがついて行くかは別問題》

《このファミリー出まくりで(ファンから)離れた1人です。最近ではうんざりレベルです》

《ここまで家族のことアップすると魅力半減した感じ。 結婚してても家族のこと伏せてたから魅力もあったでしょうにね》

 木村と工藤が結婚したのは2000年。来年には夫婦歴が四半世紀にもなるというのに、ちょっとSNSにパートナーの投稿をしただけでここまでバッシングが飛び交うのは正直驚いた。それだけ木村には熱烈なファンがいる(いた)ということなのだろう。

反町隆史、織田裕二、福山雅治のスタンス

 木村はアイドル事務所である旧ジャニーズ(現SMILE-UP./STARTO ENTERTAINMENT)の大看板タレント。

 今月25日からは木村の主演ドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)がスタートすることからもわかるように、いまだに超売れっ子であり、アイドル需要がまだまだ高いということに異論はない。

 とはいえ、もう50代の男である。

 同世代の芸能人夫婦と言えば、反町隆史(50)・松嶋菜々子(50)が真っ先に思い浮かぶ。この夫婦も結婚は2001年と20年以上前だが、プライベートのことはほとんど明かさないし、ツーショットも公開しないというスタンスだった。

 だが昨年11月のCMで夫婦共演を解禁し、今月1日に放送されたスペシャルドラマ『GTOリバイバル』(関西テレビ)でも共演して、大きな反響があった。しかも、夫婦仲を羨む声や応援する声など、ポジティブな声が大半だったことが印象深い。

 もしかすると木村・工藤夫妻も、反町・松嶋夫妻のような路線に進みたかったのかもしれないが、前述したとおり木村が工藤の誕生日を祝う投稿をしただけで、批判の声が溢れてしまったというわけだ。

 同じく第一線で活躍する50代俳優を見てみると、2010年に一般女性と結婚した織田裕二(56)や、2015年に吹石一恵(41)と結婚した福山雅治(55)は、プライベートを明かさないスタンスを貫いていることがわかる。

 福山は若かりし頃、木村と「抱かれたい男」として人気を二分していたので、彼の肩書は歌手・俳優だがアイドル的人気が高かったのも事実。ただ織田のほうはアイドル的人気に依存することなく、ストイックに役者業に向き合っていたタイプだ。

 織田のようにアイドル需要とはあまり縁のない役者でもプライベートを伏せているのは、作品ごとにさまざまな役を演じる俳優という職業上、私生活をはじめとした本人の素の部分のイメージが浸透しすぎると、作品の邪魔になるという考え方もあるのだろう。

けっきょく芸能人はファンありきの人気商売

 結局のところアイドルだろうが役者だろうがミュージシャンだろうが、彼らは芸能人という表に出る仕事を生業にしている。誤解を恐れずに忌憚なく言うなら、ビジネスで芸能人をやっているわけだ。

 そして芸能人とは人気商売なので、プライベートを見せることでファンが離れてしまうかどうか、仕事に支障が出るかどうかが重要なポイントになってくるだろう。

 反町の場合は夫婦共演してもファン離れはしないという自信があり、むしろ新たなファン層を獲得できたり好感度が上がったりするというプラスの効果も見込めたから、松嶋とのツーショットを解禁したに違いない。

 福山の場合は妻との仲睦まじいイメージが浸透しすぎることで、ファン離れといったマイナス作用が起こることを懸念しており、情報を出さないようにしているという可能性もありそうだ。

 木村は何作も何作も大ヒットした主演ドラマを持ち、俳優としてのキャリアを着実に積み上げてきたという自負があったため、そろそろ妻のことを解禁しても仕事に支障は出ないと考えていたのではないだろうか。

 しかし木村の場合、よくも悪くもまだまだアイドルとしての需要が高かったということなのかもしれない。

 好意的に解釈するなら、アラフィフになり、結婚歴がもうすぐ四半世紀になるというのに、いまだに“アイドル・キムタク”として見てもらえているということは、非常に驚異的で素晴らしいことと言えるのではないだろうか。

堺屋大地●コラムニスト、ライター、カウンセラー。 現在は『文春オンライン』、『CREA WEB』(文藝春秋)、『smartFLASH』(光文社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『日刊SPA!』などにコラムを寄稿。これまで『女子SPA!』(扶桑社)、『スゴ得』(docomo)、『IN LIFE』(楽天)などで恋愛コラムを連載。LINE公式サービス『トークCARE』では、恋愛カウンセラーとして年間1000件以上の相談を受けている(2018年6月度/カウンセラー1位)。公式Twitter:

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