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「保護者懇談会がつらい」自己紹介が憂鬱な母の悩みにアドバイス集まる

2024年04月21日 06:20  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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子どもが小学校に入学したばかりの親御さんは、入学式の次に来るイベント「保護者懇談会」が憂鬱……という人も多いのでは。ガールズちゃんねるに4月中旬、「懇談会がつらい」というトピックが立ち、共感や励ましの声で盛り上がった。

新一年生の母だというトピ主は、来週初めての懇談会があり、

「やっぱり自己紹介ありますよね?人前で話すのが苦手で今から憂鬱です」

と不安を吐露。「カンペ作って乗り切ろうと思いますが、自己紹介以外でこんなこと聞かれた、発表させられた、などありましたら教えてください」と相談していた。(文:篠原みつき)

「あんまり長々と喋ってもみんな覚えてない」

小学校の懇談会はたいてい授業参観の後に行われ、先生の話や保護者の自己紹介、役員決めがあるのが一般的だ。筆者も過去に経験しているが、ほとんど初対面の人ばかりの前で話すのは確かに緊張する。

このトピックの相談には、経験者からのアドバイスが次々に寄せられた。多かったのは、「簡単でいいんだよ」という励ましだ。

「子供の名前と、一年間よろしくってだけでもじゅうぶん。喋りたい人はめちゃくちゃしゃべるからその人に任せとけばいいのよ」

「懇談会なんてみんな大して聞いてない見てない覚えてないから大丈夫だよ。それより役員決めの方が嫌すぎた」

「経験上あまり気にせず簡単にしても大丈夫!」「あんまり長々と喋ってもみんな覚えてないし」という声もあるように、あまり気負って色々話しても結局は覚えられていないのが現実だろう。

「中には長々と話し出す保護者もいるんだよねー それにつられて後に続く保護者も長々話し始めるから困る」

など、むしろ限られた時間の中で長々と自分語りをするのは迷惑という意見も目立っていた。筆者もこれまで参加していて内容を覚えているのは「子どもに食物アレルギーがある」と明かした人だけで、カンペを読むほど長く話す人はいなかったように思う。大抵はすぐ忘れてしまうのだ。

「一言挨拶が嫌なので行きませんよ」という人も

しかし、先生や学校によっても違いがあるようだ。中には「うちの学校は長々話す」とか、「ハマっていることや趣味」「この1年間で成長を感じたこと」「ご家庭で最近あった面白エピソード」を言わされたという人もいて、

「前年度の担任がいきなりお題を出して話させる人で、イヤ過ぎて行かなくなった」

という声も。確かにそんな要求をされると分かっていたら、話すのが苦手な人は行きたくなくなってしまう。実は、トピックの中には「一言挨拶が嫌なので行きませんよ」と、堂々「欠席」宣言する人も少なくなかった。

「正直プリント音読されて自己紹介の地獄の30分の為に1日のパート代飛ぶのは勿体ないから欠席」

「一年生の4月しか参加していない。参観終わったら子どもと帰る」

さすがに最初の子どもで新一年生の場合は出席することが多いが、役員決めがない学校では「全員は来ないと聞いたよ」という声や、どうせあとで資料をもらえるし、学年が上がるほど出席が少なくなるというコメントは複数あった。

また「自己紹介ない先生もいた!(中略)先生がひたすら喋って終わった。めっちゃ良かった」と喜ぶ人もいて、先生の仕切り方ひとつで、保護者の出席率が変わってくることもあるのかもしれない。

保護者会は先生から生の声を聞けたり、子どもが普段仲良くしている子の親に挨拶したりできるいい機会でもあり、筆者は個人的には行く派だった。保護者は皆忙しいなか、子どもが大事ゆえに集まっている。自己紹介があるとしても、みな簡単に済ませるのがベストではなかろうか。