調子よく利用してくるだけの友人と付き合っていたら、やがて疲れてしまう。そんなときは、距離をとるのも一つの手かもしれない。
長野県の20代後半の女性(技能工・設備・交通・運輸/年収200万円)は、「高校の同級生」と絶縁した理由を明かした。友人は、「元々毒舌キャラで、常に上から目線」だったという。そんな性格もあってか、ひどい嫌味を言われたそう。それは、高校を卒業するときのことだった。(文:長田コウ)
「お前の家は金が無くてかわいそう」
友人と運転免許について話していたときだった。女性は、母子家庭だったため、「短大に進学してから自分でアルバイトして運転免許を取る」と言ったそう。すると、友人からこんなことを言われた。
「『お前の家は金が無くてかわいそう。私は家族がお金を出してくれたのでもう教習所に行っている』とマウントを取られ、その時は仕方がなくて、言われて悲しかったけど、大して気にもしなかった」
友人の冷たい言葉にも負けず、その後女性は「自分のお金でローンを組んで運転免許を取得」した。数年後には、「中古の自動車を買って毎日仕事の通勤で乗る」ほど、車を使いこなしていたという。
そんなある日、「高校のクラスの同窓会」で、友人に再会する。「元々酒が苦手だった」という女性は、お酒を飲まずに車で帰ろうとしたところ、友人に「家の近くまで車に乗せて欲しい」と声を掛けられた。
自分勝手な要求だったが、女性は仕方なく友人を送っていくことにした。ところが、車に乗せると、
「ブレーキ踏むの早い」
「運転が下手くそ」
と罵ってきたという。送ってもらっている立場での偉そうな物言いに、女性も我慢しきれなかったのだろう。「じゃあ自分で車運転して帰ればいいじゃん」と言い返すと、さらに怒りを増す言葉が返ってきた。
「『車の運転が怖くて今はペーパーだから無理。私の家の近くのコンビニまでは乗せて欲しい』と言われ仕方なく乗せた」
言われた場所のコンビニでおろすと、そこには、友人の母親が迎えに来ていた。それもあってか、「口論にはならなかった」というが、女性の怒りは増すばかりだった。そんな気持ちを無視するかのような態度は、まだ続いた。
「家に帰ってからLINEで『今日は乗せてくれてありがとう!色々うるさくてごめんね(笑)またご飯とか2人でいこうね』と連絡がきており、返信をせずそのままブロックした」
賢明な決断と言えるだろう。
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