乃木坂太郎原作による実写映画「夏目アラタの結婚」が9月6日に劇場公開決定。主演を柳楽優弥が務める。
【大きな画像をもっと見る】「夏目アラタの結婚」は児童相談所に勤める夏目アラタが、とある事情で獄中の連続殺人犯・品川真珠にプロポーズするところから始まるサスペンス。2019年6月から2024年1月までビッグコミックスペリオール(小学館)で連載され、単行本全12巻が刊行された。累計発行部数は240万部を記録しており、「次にくるマンガ大賞 2020」のU-NEXT特別賞コミックス部門を受賞している。
柳楽が演じる夏目アラタは、連続殺人事件の遺族から相談を受け、死刑囚の真珠に会いに行くことになった元ヤンキーの児童相談所員。事件の真相を探るために、真珠に結婚を申し込むも、彼女に翻弄され続ける。また“品川ピエロ”の異名をもつ連続殺人犯にして死刑囚・真珠役は黒島結菜が担当。監督は「TRICK」シリーズ、「SPEC」シリーズなどを手がけてきた堤幸彦が務める。
併せて特報映像とティザービジュアルも解禁に。特報映像はアラタが「俺と結婚しようぜ」と真珠にプロポーズする言葉から幕を開ける。「もう絶対離れないから」と恐ろしい目つきでアラタを見つめ、ガタガタの歯を出しながら不敵な笑みを浮かべる真珠の表情も捉えられた。また特報のナレーションは声優の緒方恵美が担っている。
またティザービジュアルには、黒いタキシードを着たアラタとウェディングドレスに身を包んだ真珠がお目見え。普通の結婚式のような出で立ちだが「このあと俺は、死刑囚(カノジョ)と結婚する」というコピーとともに、血で描かれたハートマークがデザインされた。乃木坂、柳楽、黒島、堤監督からのコメントも到着している。
■ 乃木坂太郎コメント
柳楽優弥さん、黒島結菜さんの2人が危険な化学反応を起こしそうな匂いを濃厚に漂わせていますね。原作者として真珠の歯並びの再現に本気の映像化を感じました!
■ 柳楽優弥(夏目アラタ役)コメント
脚本を読ませていただき、夏目アラタというキャラクターは今まで自分が演じたことがない役柄だなと感じました。同時に、スリリングなストーリーを含めた作品そのものに魅力を感じ、是非にとオファーを受けさせていただきました。
現場では堤幸彦監督を筆頭に「いい作品にしたい」という高揚感を常に保ちながら、毎日撮影に集中することができました。アラタが対峙することになる真珠は、狂気と底知れない怖さをあわせ持つ連続殺人事件の容疑者であり死刑囚です。黒島さんが魅力的に、そしてとてもかっこよく演じられていたので、一緒にお芝居をするのがとても楽しかったです。
この作品は「もしかしたらありえるかもしれない…」という、ファンタジーとリアリティのギリギリのラインを攻めているところが個人的にはすごく面白いなと感じています。
アラタと真珠がどんな結末を迎えるのか。是非ご期待ください。
■ 黒島結菜(品川真珠役)コメント
私が演じた真珠は、表情がコロコロ変わり何を考えているかわからない、全く掴みどころのない役です。とても難しい役だったのですが、監督の堤さんやスタッフの皆さんが信頼できる方々だったで、のびのび演じることができました。毎日ヘトヘトになりましたが…笑
原作にある不気味さや怖さをしっかりと表現するために、特徴的な真珠の歯はマウスピースを作りました。何度も試作し、納得できるものができたと思います。ぜひ注目してみてください。
柳楽さんとの共演はとても久しぶりでした。拘置所でのアクリル板越しのシーンや法廷でのシーンが多く、リアルな距離感のお芝居は少なかったですが、目がとても印象的なので、対面したときに吸い込まれてしまわないよう必死でした。柳楽さんとはエネルギーレベルでお芝居ができたのかもしれないと今になって思います。たのしかったです!
一言では言い表せない映画になりました。ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです!
■ 堤幸彦監督コメント
原作はミステリアスでスリリング、先が読めないストーリー性にグイグイと魅かれたのですが、それ以上にアラタと真珠の厭世的だけど強烈に愛を求めている姿に痺れました。
映画化では原作に描かれている唯一無二なキャラクターをなんとか立体化したく俳優と頑張りました。
柳楽氏はすっかり大人になっているのですが、少年のギラリとした視線を保ち続けていて安心しました。
そして、アラタの巻き込まれながらも目覚めた心情、それへの葛藤や裏腹な切なさを演じ切るとい
う難役をきっちりこなしてくれました。
黒島さんは一言「ヤバい」です!見たことない彼女です。
ぜひ見てください!
■ 映画「夏目アラタの結婚」
2024年9月6日(金)公開
原作:乃木坂太郎「夏目アラタの結婚」(小学館ビッグコミックスペリオール刊)
監督:堤幸彦
出演:柳楽優弥、黒島結菜
(c)乃木坂太郎/小学館 (c)2024 映画「夏目アラタの結婚」製作委員会