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最悪な職場「挨拶しても無視、業務連絡も無視」 ドクターストップで退職した男性

2024年04月17日 06:20  キャリコネニュース

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ブラック企業に入ってしまったら、早めに転職、もしくは退職に踏み切らなければ取り返しがつかないことになるかもしれない。沖縄県の50代前半の男性(事務・管理/年収200万円)は、約8年前に入社したブラック企業について、

「あんな最低最悪な職場は、後にも先にもそこだけでした」

と振り返る。男性はその会社で働いた約3年間で身体を壊し、退職から数年経った今でも「体調不良による通院を続けている状態です」と明かす。(文:福岡ちはや)

「挨拶しても無視、業務に必要なことを伝えても無視」社員からもイジメられ…

そこは物流関係の委託事業を行なっている会社で、かなりの数の営業拠点があったが、その多くは24時間年中無休で稼働していたそうだ。

男性が所属していた現場も例外ではなかった。男性は業務によって出勤時間がバラバラの夜勤専属社員で、早いときは夕方、遅いときは終電の時間帯に出勤していたという。しかも、アルバイトや派遣社員の当日欠勤率が高かったため、リカバリーとして休日出勤を強いられ、しばらく休みなしで働く場合も多かったそうだ。男性は「そんな生活を続けていくうちに、体調崩して慢性疾患持ちになってしまった」と嘆く。

「病院に行きたくて事前に予約しても、前述のようなこと(休日出勤)が頻繁にあり、通院もままならない状態。 こういう悪循環の環境での生活を数年続けていくうちに体調もだんだんと悪化し、ほかにも悪い箇所が出たりで、退職する1年程前からは早退や欠勤もかなり増えてきてました」

しかし上司は男性を気遣うどころか、2人きりの状況で「おまえ舐めてんのか?」「ふざけるなよ!」と恫喝するばかり。男性は上司に悪い評価を付けられ、昇給できなかったという。また、男性いわく、その職場は「人間関係も最低最悪」だったそうだ。

「バイトや派遣同士、社員同士での陰口や、ひどいといじめもありました。私の上司と仲良いほかの部署の社員の一部からも、なぜかずっと嫌われており、挨拶しても無視、業務に必要なことを伝えても無視。または睨まれたりなどの意味不明な態度を入社後から取られ続けてました」

その後、男性は劣悪な環境で自分を犠牲にして働くことに疑問を抱くようになり、担当医からもドクターストップに近い宣告をされ、やっと退職に踏み切った。男性は「職場や上司の重要性を嫌というほど考えさせられた数年間でした」と言い、自身の近況については、

「年齢的にも若くないので正規雇用での就職はもう無理ですが、退職後に職業訓練校で資格を取り、職種も変えて派遣や契約社員をして、経済的にも余裕のない今のほうが精神的にはかなり安定しています」

と語っていた。

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