4月10日、いよいよ『STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)』が本格始動した。
「故・ジャニー喜多川氏による性加害問題によって、旧ジャニーズ事務所は『SMILE―UP.』に社名を変え、被害者の補償を担う会社となりました。そして、タレントのマネジメントを担うのが、新たに設立されたSTARTO社。13組72人のタレントたちが出演した東京ドームでのコンサートで、華々しく“スタート”しました」(スポーツ紙記者、以下同)
コンサートの演出は、嵐の松本潤とSUPER EIGHTの大倉忠義が担当した。
「グループ名をSexy Zoneからtimeleszに改名したばかりの菊池風磨さんも、2人のサポートをしたそうです。出演した各グループの定番曲や往年の名曲など、全42曲を披露。関係性の深いグループやメンバー同士のコラボなどもあり、ファンを喜ばせていました」
SNSでは、コンサートに出演していないタレントの“見学”情報も拡散された。
「STARTO社のCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)である井ノ原快彦さんや、演出を担当した松本さんに加えて、嵐の櫻井翔さんの姿もあったそうです。また、多くのジュニアたちも訪れていたんだとか」
旧ジャニーズ事務所に所属していたタレントたちが新たな一歩を踏み出したその日、コンサートに先駆けてうれしいお知らせも。
5時5分に嵐5人の連名で新会社発表
「朝“5時5分”に嵐が“5人”の連名で『株式会社嵐』設立を発表したのです」(芸能ジャーナリスト、以下同)
登記を確認すると、会社設立は3月25日。代表取締役は弁護士の四宮隆史氏となっており、嵐のメンバーは役員を務めていない。
「四宮氏は、テレビ番組のディレクターを経験した後、2003年に弁護士登録。エンタメ業界に関する案件も多く経験しています。嵐のメンバー5人から相談を受け、代表取締役に就任することになったといいます。現在は活動の基盤をつくっており、今後については決まり次第、メンバーから発表するそうです」
今回の発表にあたって、嵐の5人が繰り返したのは“主体的”という言葉だった。
「以前から、嵐は5人での話し合いを重ねており、その一つの結論として、会社設立に至ったのでしょう」
さらに《未来を描くための準備を進めていけたら》ともコメント。この言葉が、ファンに淡い期待を抱かせて……。
「嵐は2020年末で活動を休止しました。そして、2024年11月3日には、デビュー25周年の記念日を迎えます。“その日に”とまではいかなくとも、会社を設立したということは“いつかは活動を再開する可能性がある”ということなんじゃないかなって……」(嵐ファンの女性)
「グループ5人で再始動」の意思表示
『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)著者の霜田明寛さんに、『株式会社嵐』設立について聞いた。
「現状、STARTO社として活動していくタレントがほとんど。そこで、あえての新会社設立ですから、何かしらの意図があってのことだと思います。まず推察できるのは“グループ5人で再び動こうとしている”という意思表示なのではということ。これは活動休止後、もっとも大きな一歩ではないでしょうか。ただ、外部から取締役を招いての新会社の設立は前例がないので、今後の活動がどうなっていくかはまったく予想できません」
STARTO社から完全に離れた組織になるわけではなさそうだという。
「3月10日にフジテレビ系で放送された『だれかtoなかい』でKinKi Kidsの堂本光一さんが、3月末に独立した剛さんに続いて光一さんも事務所を退所したら“KinKi Kidsの名前は使えなくなる”と話していました。こういった権利関係もありますから、嵐の場合も個人レベルまで含めれば何らかの形でSTARTO社との関係は続いていくでしょう」(霜田さん)
改めて注目が集まる嵐の再始動。鍵を握るのは、“バカンス中”の大野智だろう。
「グループ活動を休止してから、相葉雅紀さん、松本さん、二宮和也さん、櫻井さんの4人は、ドラマやバラエティーなどそれぞれの個性を生かして個人で活躍しています。一方、大野さんだけは芸能活動をしていません」(芸能プロ関係者、以下同)
では、大野は何をしているかというと、
「沖縄の宮古島での生活を満喫しています。趣味の釣りを楽しむだけでなく、旧知の友人と2016年10月に立ち上げた会社で“ビジネス”にいそしんでいるとも報じられています。実務は友人に任せているようですが、バーを経営したり、会社名義で購入した1400坪の土地に4つの建物を建設して、リゾートホテルにする計画も進められています」
宮古島の大野を訪ねて説得した櫻井
2023年10月17日に発売された『女性自身』には、大野の近影も掲載されて、
「日焼けした肌にヒゲを生やしたワイルドな風貌で、嵐として活動していた際の見た目とは“別人”にも思えるほどに様変わりしていました。それもあって、25周年のタイミングでの“再始動”は絶望的とも囁かれていました」
そんな中、メンバーとの交渉に奔走していたのが、櫻井だという。
「櫻井さんは、2022年の夏ごろから、デビュー25周年での再始動に向けて、水面下で動き始めていました。メンバーそれぞれと会って、直接、話をしていたといいます」(テレビ局関係者)
しかし、大野はなかなか首を縦に振らず、
「櫻井さんは、2022年の夏に相葉さんと一緒に宮古島まで足を運んでいたんです。大野さんの携わるホテルの付近で自転車を走らせる姿も目撃されており“陣中見舞いだったのでは”ともいわれています」(宮古島の住民)
こうした櫻井の“執念”が実って、
「大野さんも“いつか”のために可能性を残すことで納得したのでしょう。今は宮古島に夢中でも、ファンを大切にする気持ちは忘れていないはずですから。島でのビジネスが落ち着いたころに突然、復帰するなんてこともあるかもしれません」(前出・テレビ局関係者)
嵐はファンとの“One Love”で結ばれている!