常識とされるマナーも地域によってさまざまだが、「マナー違反だと思ったこと」をテーマにエピソードを募集したところ、「私の住んでいる地域では合格祝いを渡す風習があります」という投稿が届いた。沖縄県に住む60代女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収600万円)からで、
「同僚のお子さんに合格祝いを渡した。しかし、私の同僚はお祝いを受け取って、お礼の言葉すらなかった」
と不満を漏らす。沖縄では、子どもが高校に合格すると、家族や親戚だけでなく職場の同僚やご近所さんなど大勢の人がお祝いをする風習があるというが……。
「なら、なぜ合格祝いを受け取ったのでしょうか?」
合格祝いにいくら、または何を渡したのか書いていないが、合格祝いのご祝儀の相場をネットで調べると5000円ほど。親は友人知人を招いて盛大なパーティーを開いたり、お返しを用意したりと準備に追われる。つまり、その地域にとってけっこう重要なイベントだ。
女性は同僚の子どもが高校に合格したと聞き合格祝いを渡したが、お返しどころかお礼すら言われなかった。マナー違反だと感じる対応はそれだけでなく、その同僚は自分の子どもがどこに合格したのかも言わず、突然
「あなたとは子どもの話をしたくないわ」
と言ってきたというから驚きだ。何かわだかまりがあったのかもしれないが、合格祝い自体はしっかり貰っているのだから失礼だ。女性は
「なら、なぜ合格祝いを受け取ったのでしょうか?」
と憤りを隠せない。大人として感謝の言葉すら口にしないのは完全にマナー違反だろう。