レースは8周目から再開。トップ3はLEON PYRAMID AMG、muta Racing GR86 GT、SUBARU BRZ R&D SPORTと変わらないが、4番手にはグッドスマイル 初音ミク AMG、5番手にはStudie BMW M4が上がり、K-tunes RC F GT3が6番手に後退する展開だ。
15周目に入ると、GT500がGT300を周回遅れにし始め、GT300は各車1秒ほどの間隔でレースを進めていく。25周目にはマッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号、ANEST IWATA Racing RC F GT3、Green Brave GR Supra GT、apr LC500h GTがドライバー交代のピット作業を行う。
上位争いで先に動いたのは、2番手走行のmuta Racing GR86 GT。32周目にピットインしたmuta Racing GR86 GTは23.5秒のタイヤ無交換ピットでコースに戻る。その後38周目にはStudie BMW M4、METALIVE S Lamborghini GT3がピットに向かい、ピットを残すのは首位のLEON PYRAMID AMGとPONOS FERRARI 296の2台となる。
その2台のうち、PONOS FERRARI 296は44周終わりでピットへ向かい、スーパーGTデビューのリル・ワドゥがコース出ていく。そしてトップをひた走っていたLEON PYRAMID AMGは49周にピットイン。
ただ、LEON PYRAMID AMGは他のブリヂストン装着車両とは異なり、タイヤ4本交換を行ったため、タイヤ無交換のmuta Racing GR86 GTとGreen Brave GR Supra GTの後方3番手でコース復帰となった。
レースは66周目に再開されると、Green Brave GR Supra GTとLEON PYRAMID AMGによる2番手争いが白熱。レースペースではタイヤを交換しているLEON PYRAMID AMGのほうが良く、70周目にLEON PYRAMID AMGが2番手の座を奪う。
抜かれたGreen Brave GR Supra GTはペースが上がらず、Studie BMW M4のニクラス・クルッテンが接近。残り7周のヘアピンでアウトから仕掛けたクルッテンが、吉田広樹をオーバーテイクして表彰台圏内に浮上する。
トップをいくmuta Racing GR86 GTは、タイヤ無交換ながら終始安定したペースを刻み、77周でGT300トップチェッカー。昨年ランキング2位となりながら優勝を獲得していなかった堤と平良コンビ、チームにとっては嬉しい勝利になったはずだ。
ポールスタートのLEON PYRAMID AMGは追い上げ届かず4.895秒差の2位、Studie BMW M4が3位という表彰台。4位にはGreen Brave GR Supra GTが続き、5位には14番手からこちらもタイヤ無交換作戦を採ったapr LC500h GTがつけ、上位5台中4台がブリヂストンタイヤ装着車両が占める結果に。ダンロップタイヤは6位のK-tunes RC F GT3、ヨコハマタイヤは7位のMETALIVE S Lamborghini GT3が最上位となっている。