トップへ

「ちびまる子ちゃん」まる子役は菊池こころ、スタッフ一同“この方しかいない”と自信

2024年04月12日 06:55  コミックナタリー

コミックナタリー

まる子と菊池こころ。 (c)さくらプロダクション/日本アニメーション
さくらももこ原作によるアニメ「ちびまる子ちゃん」のまる子役が、菊池こころに決定した。

【大きな画像をもっと見る】

「ちびまる子ちゃん」の初回放送から34年にわたりまる子を演じてきたTARAKOが、3月に63歳で帰らぬ人となったことは既報の通り。菊池はこれまでに「BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS」のうちはサラダ役や、「ワンピース」のトコ役などを務めてきた。「ちびまる子ちゃん」にも出演経験があり、2018年8月12日放送の「『まる子、幽霊を助ける』の巻」でお花ちゃんという役を担当。まる子役には複数回にわたるオーディションを経て抜擢されたとのこと。菊池の務めるまる子は4月21日の放送から観ることができる。

菊池は「TARAKOさんが大事に演じ続けてきた“まる子”。正直怖い気持ちもありますが、『ちびまる子ちゃん』が大好きだというこの気持ちを大切にして一所懸命努めます」とコメント。制作スタッフは「スタッフ一同、まる子役にぴったりの方で、この方しかいないと自信を持っています」と述べ、「まる子役の後任を務めることは、ご本人にしかわからない、計り知れない重圧もあると思います。どうか温かい目でお迎えいただき、皆さんの家族の一員として、ぜひ応援をお願いいたします」と呼びかけた。

■ 菊池こころコメント
□ まる子役に決定した際の気持ち
マネージャーから電話で“決まったよ”と言われ、
“え”と発したあとは何を話したのかほとんど覚えていないくらい驚きました。
うれしい……緊張、安堵(あんど)、不安、何だかよく分からない複雑な感情で頭がいっぱいになりました。

□ アニメ「ちびまる子ちゃん」にどんなイメージを持っているか
日曜の夕方18時にテレビをつけるといつものキャラクターたちがそこにいてくれてホッとします。小学3年生の何てことのない日常のお話なのに毎回面白くて、老若男女に親しまれているすごい作品だなと思います。
それも30年以上……。
合間に入るナレーションも顔のタテ線も今ではおなじみですが改めて思うととても斬新ですよね。
それと、まるちゃんの服が“顔Tシャツ”に変わると夏の訪れを感じます。

□ 今後の意気込み
放送開始から毎週観ている大好きな「ちびまる子ちゃん」。今から6年前に一度だけ“まる子”の現場に呼んでいただいた事がありました。キャスト・スタッフの皆さんが明るく楽しく収録に臨んでいて、その明るさの中心にはTARAKOさんがいました。ごあいさつに伺ったら笑顔で対応してくださり、共演者のアドリブには笑ってつっこみを入れて、アフレコ中ずっと楽しそうにニコニコされていました。
その日から「ちびまる子ちゃん」がもっともっと大好きになりました。
TARAKOさんが大事に演じ続けてきた“まる子”。正直怖い気持ちもありますが、「ちびまる子ちゃん」が大好きだというこの気持ちを大切にして一所懸命努めます。
しばらくは耳慣れないと思いますが、どうか長い目で見守っていただけたらとても心強いです。よろしくお願いいたします。

□ 「ちびまる子ちゃん」制作スタッフ一同コメント
のんきでぐうたら、でも友だち思いで、家族が大好きなまる子。そんな表現豊かで、天真らんまんな姿を演じていただける方にお願いしたいと、時間の許す限りオーディションを行ない、菊池こころさんに巡り会うことができました。スタッフ一同、まる子役にぴったりの方で、この方しかいないと自信を持っています。30年以上にわたり、まる子役を務めたTARAKOさんが育んでくださった“まる子”の姿を大切にしながら、菊池さんとともに、これからも楽しく愉快な「ちびまる子ちゃん」をお届けしていきます。また、まる子役の後任を務めることは、ご本人にしかわからない、計り知れない重圧もあると思います。どうか温かい目でお迎えいただき、皆さんの家族の一員として、ぜひ応援をお願いいたします。これからも、毎週日曜日の「ちびまる子ちゃん」をよろしくお願いいたします。