ユナイテッドや王者アルガルベ・プロ・レーシングとともに“強豪”の一角に数えられるクール・レーシングからは、今季のFIA F2に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WECチャレンジドライバー、宮田莉朋の参戦が決定。ロレンツォ・フルクサ、プジョー育成のマルテ・ヤコブセンと37号車オレカをシェアし、フルシーズンを戦っていく。
LMP2と同じ仕様のマシンを用いるプロ・アマクラスには8台がエントリーした。同クラスのリストには最近出場が決まった元F1ドライバーのネルソン・ピケJr.や、昨季TGM Grand Prixから全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦していたジェム・ブリュックバシェなどの名前を確認することができる。LMP3クラスは全10台での争いに。リジェJS P320・ニッサンのパッケージがこのうち8台と大半を占めるなか、DKRエンジニアリングとWTM・バイ・リナルディ・レーシングがデュケーヌD08・ニッサンを走らせる。
また、WECのLMGT3にも参戦している木村武史は、おなじみのケッセル・レーシングからの参戦に。世界戦では今季2024年からレクサスRC F GT3を駆るが、ELMSでは引き続きフェラーリのステアリングを握る。なおブランドが不変な一方、モデルは488 GTEエボから296 GT3に変わった。チームメイトはエステバン・マーソンとル・マンでの優勝経験を持つダニエル・セラだ。