初めてアルバイトをしたときのことを覚えているだろうか。良くも悪くも、忘れられない思い出になるものかもしれない。
北海道に住む20代前半の女性(サービス・販売・外食)には、初めてのバイト先で忘れられない思い出がある。ドキドキして迎えた初日。更衣室に到着するなり、先輩社員が誰かに「新人さん辞めさせないでね」と言うのが聞こえた。女性はこのセリフが「社会人になった今でも、未だに怖い」と思うそうだ。
「店長がヤクザみたいな容姿で、すごく攻撃的・高圧的でやばい人」
飲食業のアルバイトだったが、新人教育がなく、すぐに現場入りさせられた。何もわからない状態のまま、仕事を見よう見まねで進めていった。
「ですが途中で客の前で店長に怒鳴られ、机を叩かれて、明確に恐怖を感じました……そしてその後、他の従業員が幼い子ども連れの客が使用している個室の前で『うるせえな、早く子ども黙らせろよ』のようなことを言っている、常識的にありえない職場でした」
「周りの社員や、パートの人をある意味で尊敬しました。よくこんなパワハラが横行している職場で働けるな、と……」
店長の接客業らしからぬ態度やパワハラを見て、辞めることにした女性。それを聞いた店長は、「お前ができなかったから辞めたことにしろ」と言ってきたそう。
「新人教育もなく、ド新人が働けると思ってんのか!と言い返したかったのですが、店長がヤクザみたいな容姿であり、すごく攻撃的・高圧的でやばい人だとわかったので、言うのは諦めました」
飲食店では店長が強い力を持つことがある。オーナー店長であれば、なおさらだ。チェーン店の場合には本社に店長の上司がいるはずだが、アルバイトとは接点がなく相談することもできないだろう。
現在、女性は別の飲食店で働いているそうだ。
「シフトや人間関係も良好で、教育の行き届いた現場で楽しく働いています」
と満足している様子だ。
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