タワマン暮らしに憧れている人は多いだろう。便利なところを挙げればきりがないだろうが、そんなタワマンにも不便さを感じる瞬間はあるようだ。
埼玉県に住む50代後半の男性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収1200万円)は、タワマンの便利なところをこう語る。
「共用施設(ゲストルーム、パーティールーム、ジャクジー等)が充実している」
充実した共用施設はまさにタワマンの醍醐味とも言える。また、男性はタワマンの30階に住んでいるそうで、「蚊、ゴキブリがいない」ところも利点に挙げた。一方で不便なところは……(文:真鍋リイサ)
「不便なところは他のマンションと変わらない。みんな大袈裟に言ってる」
男性は、不便なところは「特にない」と前置きしたうえで、
「居住マンションはインターネット接続がVDSLのため遅いことが不満」
と語る。VDSLとは集合住宅の配線方式のひとつで、築年数の経過したマンションで採用されている場合が多いそう。最大速度が100Mbpsなので、人によっては遅いと感じるだろう。
大阪府に住む40代前半の女性(素材・化学・食品・医薬品技術職/年収1000万円)は、タワマンのもつ数々の便利さを列挙した。
「眺望がいい。部屋が明るい。ゴミ場は同じフロアにある。24時間ゴミ出せる。廊下、いつも綺麗、冬が暖かく、夏は涼しい。警備員24時間在住」
大阪府に住む50代後半の男性(事務・管理/年収900万円)は、「便利なところは多数あって列挙すると大変……」と大いに満足しているようで、
「不便なところは他のマンションと変わらないと思う。みんな大袈裟に言ってると思う。『忘れ物したら大変』と言うけどマンションならみんな同じ」
と付け加える。たしかにある程度の高層階に住んでいれば往復する手間が不便であることに変わりはない。タワマンというブランドゆえ、不満が大きく見えることもあるのかもしれない。
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