結婚や妊娠を機に、友人と絶縁する女性が後を絶たない。石川県の40代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収300万円)から衝撃の投稿が届いた。女性は10年ほど前に4つ年下の女友達から、
「こっちはお金かけて子どもを授かろうとしてるのに、あんたは男も変だし結婚もうまくいかないくせに、ポコポコ子ども産みやがって!」
と暴言を吐かれたそうだ。女性は離婚歴があり4人目を妊娠中だったため、友人には奔放に見えたのかもしれない。ただ、女性は簡単に我が子を授かったわけではなく、流産を繰り返した末の妊娠だったそうだ。
「結構ショックでしたね。今はもう連絡もしてないけど、ブロックされてるだろうと思います」
その友人とはどんな関係性だったのか。編集部は女性に当時の状況を詳しく取材した。(文:福岡ちはや)
親切だった友人が豹変してしまった
女性は「小学生のときの習い事で彼女と知り合い、唯一ずっと友人関係が続いていました」と振り返る。友人はハキハキ言うタイプだったが、意外にも女性の良き理解者だったそうで、
「腹黒さや嫌みったらしさ、女特有のネチネチ、嫉妬、干渉は一切なかったです。親を早くに亡くしシングルマザーをしていた私に、彼女はいろいろと良くしてくれました」
と女性は語る。では、一体何が友人を豹変させたのか。女性は、
「2014年に暴言を吐かれる前は、彼女とはいろいろ話す仲でした。彼女本人は『不妊治療をしている』と言っていたので、どうも妊娠しづらい体質だったみたいです」
と打ち明ける。一方で女性はおなかの4人目以外に、19歳のときの結婚相手の子、2回目の結婚相手の子、離婚後に未婚で産んだ子がおり、子宝に恵まれていた。友人は子どもを切望するあまり、4人目を身籠った女性が妬ましくなったのかもしれない。しかし、だからといって暴言を吐いていい理由にはならない。女性は、
「私だって稽留流産を経験したことがあります。つらい思いもしてきました。いつもはっきり言う人だけど、さすがにちょっときついなって思いました」
と当時の胸中を明かした。
「5人目の子はダメになってしまいました……」
友人は暴言のほかに、自分の夫が言っていた女性の悪口もわざわざ伝えてきたそうだ。
「『夫が○○ちゃん(女性の名前)のこと、嫌いでさ~。片親育ちで、遊ぶときに子どもを連れて来るところがダメだって。やっぱ、片親とかシングルとか、未婚はねぇ~』と言われました」
どこまでも性格の悪い友人だったようだ。
その後、友人は不妊治療が報われたのか、子どもを授かった。いろいろあったものの、友人に陣痛が来たときは女性が病院まで送ってあげたそうだ。ところが、そんな女性の厚意を彼女は仇で返してきた。
「そのとき私は再婚予定の相手がいて5人目を妊娠中だったのですが、それを彼女に伝えたら『え!あんたの子と同じ学年なん!マジで嫌!すんごく嫌!』って言われました。それもあってか5人目の子はダメになってしまいました……」
結局、友人からの謝罪の言葉もないまま女性は彼女と距離を置いたそうだ。しかし、よほどの腐れ縁なのか、思わぬところで再会を果たしたという。
流産のあと、再婚相手との間に再び子どもを身篭り出産。その後も子宝に恵まれた女性は、
「6人目の出産間近で管理入院したとき、その絶縁した友達が2人目出産で同じ病棟にいました。顔を合わせたらすごく嫌な顔をされたので、近づきもせず、話しかけもせずに終わりました」
話したところで、女性が嫌な思いをさせられるのは目に見えている。女性がその友人と二度と会わずに済むことを願うばかりだ。
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