神奈川県の30代前半の女性(営業/年収500万円)は、長年の友人と絶縁した過去を振り返った。相手は「中学時代の仲良かった友人X」で、別の大学に通いながらも、仲良くしていた。しかし、友人Xは性格に難があったようだ。(文:長田コウ)
「元から私へのマウントが凄く、特に男性がいる時は、常に私の好感下げる発言をされていました。複雑な心境ではありましたが、女同士でいる時は楽しいこともあり、仲良くしていました」
「事実なんてどうても良くない?」と開き直る
ある日、女性は外で偶然、「中学時代人気だった男の子」と再会、付き合うことになったそう。その旨を友人Xに報告したところ、喜んでくれて「久しぶりに会いたいし、何人かで飲もう」との提案を受けた。女性は「軽い同窓会気分」で賛同し、「彼氏と、彼氏の大学の友人(Aくん)」と一緒に、「友人XとXの友人(B子)」の待つ居酒屋へ向かった。B子と女性は数回話したことがある仲だったが、「人数多い方が楽しいよね」と友人Xが誘ったようだ。
店へ向かう途中、女性は自販機で水を買うため、2人に先に行くよう伝えた。すると、Aから「先にいる女性2人がどんな子達なのか教えてほしい」と言われたため、水を買いながら説明した。Aからすれば、初対面の女性2人に会うのだから多少の情報が欲しいのも分かる。その間、女性の彼氏は先に店へ向かった。
女性とAが遅れて到着すると、なにやら「彼氏と友人XとB子の空気がおかしい」ことに気付く。慌てて女性が「どうしたの?」と聞くと、友人Xから驚きの答えが返ってきたのだ。
「私、店の外であなたとその人(Aくん)がキスしてるの見ちゃったから、その話してて…」
身に覚えがない女性は何を言っているのか分からず、Aと全否定するも、今度はB子がこう言った。
「私も見ちゃったんだよね…」
「信じられないくらいの大嘘にびっくりした」と当時を振り返る女性。Aは気を利かせて、女性と彼氏2人で話してくるように取り持ってくれたそう。しかし、「付き合った日も浅かったこともあり、信じてもらえず」、彼氏にはこう言われてしまった。
「友人XとB子がそんな嘘つくメリットなくない?2人も見てるんだよ?彼女と親友が2人で俺に嘘つくなんて、結構メンタルくるから、もうやめて」
結局、そのまま別れることに……。付き合ってまだ2、3週間くらいだったため、「失恋の傷は浅かった」ものの、腹が立った女性は友人XとB子に連絡し、問い詰めた。すると、許しがたい答えが返ってきた。
友人X「私見てないよ!B子が見たってあの時言ってなかった?」
B子「私見てない!Xが見たって言うから、それを彼氏さんに伝えただけ!」
ちぐはくな回答に呆れつつも、再度友人Xを問い詰めると、
「ていうか、事実なんてどうても良くない?これくらいのことで別れちゃうなら、その程度だったんだよ。むしろ早くわかって良かったじゃん!感謝して欲しいくらいだわ!」
と、勝手に開き直ったそう。嘘をついた挙句に罪のなすりつけあいとは、呆れるにもほどがある。
「あまりにも話にならないので、それ以来、Xとは連絡を取っていません」
絶縁は賢明な判断だったろう。
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