仲が良い友人であっても、親密な関係をずっと続けられるとは限らない。高知県に住む30代前半の女性(サービス・販売・外食/年収200万円)は「高校が同じだった友達と大学4年生の頃に絶縁した」と明かす。
「お互いに素の自分をさらけ出せる関係性だった。 今思うと依存体質の子ではあったし、不機嫌になると少し面倒なところもあったが、当時は上手くやっていたと思う」
そんな二人が絶縁するきっかけになったのは、友人から貰った一通のメールだった。
(文:國伊レン)
「私が連絡しないと全然連絡くれないよね」
普段は連絡を取り合っていた女性と友人。しかし、女性は教育実習が始まり「慣れない生活を送る日々に余裕はなく、気づけば連絡も出来ていなかった」と振り返る。当時は「落ち着いたらすればいいと思い、あまり気にしていなかった」が、友人にとっては連絡頻度が少なくなったのを不満に感じていたようだ。
「教育実習も佳境に差し掛かったころ、彼女から『私が連絡しないと全然連絡くれないよね』と突然メールが来た」
女性は教育実習で忙しく、なかなか連絡できなかった旨を伝えたが、
「別にいいよ。でも私が落ち込んでても全然心配してくれない。今まで1番の友達だと思っていたけどもうただの友達と一緒。私はこれからは素を出さずにただにこにこしていればいいんでしょ?私のこと好きじゃないんでしょ?」
という返信が来た。そんなことはないと伝えつつ、本心では「なかなか面倒くさいことを送ってきた」と感じた女性は、「このまま連絡を絶ったら振り回されることもなくなるのか」と思い、そのままフェードアウトした。
「おそらく私のことを試していたんだと思うが、多忙な時期と重なっていたため、この結果となったのは本当にタイミングが悪かったと今では思う。 でも当時彼女と連絡を取らなくなってストレスは確実に減ったので、遅かれ早かれこうなっていたのかな、とも思う」
「当時付き合っていた彼氏に、友達からもらったメールの内容を伝えると『2人は恋人なの?』と言われた。それくらい依存されていたと思う」
友人は他人に対する期待が普通より高い人だったのだろう。そうした人とは距離を置いた方が良さそうだ。
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