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「きまぐれオレンジ☆ロード」40周年展が東京と大阪で、原画や資料200点が登場

2024年04月04日 19:48  コミックナタリー

コミックナタリー

「きまぐれオレンジ☆ロード 40周年記念展」ビジュアル
まつもと泉「きまぐれオレンジ☆ロード」の40周年を記念した展覧会が開催決定。4月26日から5月12日まで東京・有楽町マルイで、6月15日から30日まで大阪・なんばマルイで行われる。

【画像】高田明美描き下ろしの40周年記念イラスト

「きまぐれオレンジ☆ロード 40周年記念展」ではまつもとの複製原稿を展示。またアニメでキャラクターデザインを務めた高田明美が同展覧会のために描き下ろしたイラストや、1980年代のアニメ放送当時に描いたカラー原画が登場する。さらにアニメのシーンをフィルムで再現した額装展示、キャラクター設定資料なども並び、合計200点が一堂に会する。

会場では物販も実施され、設定資料集などのグッズを販売。混合版画技法を用いて40周年記念イラストを再現し、高田の直筆サインが記された「88グラフ」も用意された。5月11日には高田のサイン会も開催決定。40周年設定資料集を含む商品を税込3000円以上購入することで、先着100人がサイン会に参加できる。

高田からはコメントが到着。描き下ろしイラストのコンセプトを「海に分け入っていくまどかを追う恭介の方を振り向いた刹那を絵にしました。隠していたまどかの想いをその視線から感じとっていただけたらと思います」と明かした。

イベント開催を記念してX(旧Twitter)とInstagramでは、88グラフライト2種セットを合計8人にプレゼントするキャンペーンが開催されている。Xは公式アカウント(@TheEdition88)をフォローし対象の投稿をリポスト、Instagramは公式アカウント(@theedition88)をフォローし対象の投稿をいいねすることで参加できる。

「きまぐれオレンジ☆ロード」はまつもとの連載デビュー作。不思議な力を持った家族の長男・春日恭介を軸とした学園ラブコメディで、鮎川まどかと檜山ひかるとの間で揺れ動く恭介の心が描かれる。週刊少年ジャンプ(集英社)で1984年15号から1987年42号まで全156話が連載された。1987年には東宝・スタジオぴえろ制作によりアニメ化を果たし、1988年3月7日まで全48話が放送されている。

■ 高田明美コメント
連載開始から40年、まつもと泉先生が亡くなられた今も、日本で世界で愛され続ける「きまぐれオレンジ☆ロード」。今も作品を愛する多くの皆さんに支えられています。だからこそ描き下ろす機会その度毎に、キャラクターの心が今も生きてここにある事が伝わるような絵を描きたいと思っています。陽が傾いて夕暮れが近づく中、海に分け入っていくまどかを追う恭介の方を振り向いた刹那を絵にしました。隠していたまどかの想いをその視線から感じとっていただけたらと思います。

■ 「きまぐれオレンジ☆ロード 40周年記念展」
期間:2024年4月26日(金)~5月12日(日)
時間:11:00~19:00 ※最終入場18:30まで。
会場:東京都 有楽町マルイ 8Fイベントスペース SPACE7・8

期間:2024年6月15日(土)~30日(日)
時間:11:00~19:00 ※最終入場18:30まで。
会場:大阪府 なんばマルイ 5階イベントスペース

料金:一般、大学生1000円 ※小学生以下は入場無料、入場特典付。

(c)まつもと泉/集英社・東宝・ぴえろ