タワマン暮らしには良い面が多くあるだろうが、悪い面も少なからず存在する。京都に住む50代前半の女性(建築・土木技術職/年収1500万円)は、タワマンに住むメリットについて、
「ワークスペースにコピー機や打合せブースがあり在宅ワークにはもってこい」
「スポーツジムもよく使う 」
と、共有スペースの充実さを挙げた。(文:真鍋リイサ)
「灼熱でカーテン締め切りなので景観どころではない」
サービス面でも満足しているようだ。
「クリーンスタッフさんが清掃してくれる」
「無料で電動自転車を借りれる」
「デリバリースタッフさんが荷物の受取りから、配達までしてくれるので便利」
さらに、
「長期留守にしても安心」
「館内にクラシックが流れていて落ち着く」
と続けた。さすがタワマンだけあって充実のサービスである。心地よい音楽まで流れているということで、住みやすさは抜群だろう。一方で、待ち時間が長いとよく言われるエレベーターについても、女性のタワマンでは「かなりの数がありすぐ来る」そうで、困ってはいないようだ。
一方で神奈川県に住む50代前半男性(クリエイティブ(メディア・アパレル・デザイン)/年収400万円)は、タワマンに住むメリットではなく、デメリットを挙げた。
「外に出るのが億劫。灼熱でカーテン締め切りなので景観どころではない」
高層階ならではの悩みだろう。タワマンの窓は大きく、周囲に高い建物もないため、容赦なく日差しが入ってくる。真夏は灼熱地獄になってしまうのかもしれない。さらに、
「強風で揺れが続く。三半規管が強くないとめまいがおきる。ということで、早々に引っ越したい」
タワマンでも風の揺れがあることに驚きだ。あちこちで地震も起きている。高層階に住むことに憧れる気持ちもあるが、一概に良いとは言えないらしい。
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