「なかなか休みが取れない」「人間関係が悪い」など、学校を卒業して社会人になってみると、学生時代に思い描いていた社会人のイメージとは違っていたという人が少なくない。キャリコネニュース読者から寄せられた「社会人になって絶望したこと」の回答には、こんな声が寄せられている。
「正社員なのに時給制。面接時などでも希望月給など給料の話は出ていたのに一切説明がなかった。(中略)賞与は『業績による』と就業規則にあるので、当然のように、ない(告知・業績報告など当然ない)」(千葉県/40代女性/Web・インターネット・ゲーム/年収200万円)
正社員なのに時給制で、賞与が毎回ゼロだったらもはや非正規雇用と変わらないように思える。他の投稿も見てみよう。(文:林加奈)
「余計なことはするな、言われたことだけやっておけば良い」
50代男性(山口県/企画・マーケティング・経営・管理職/年収900万円)は、「もう25年も前のことですが」と前置きし、当時起きたこんな出来事を振り返っている。
「入社5年目のころ、積極的に仕事を見つけ取り組んでいた」という男性。ところが、上司からは
「業務命令した以外の仕事は、業務命令違反だから懲戒処分にする。余計なことはするな、言われたことだけやっておけば良い」
と言われた。これだけでやる気がなくなりそうだが、男性はめげずに、「手が空いているときに、業務指示をしてください」とやるべき仕事を訊ねた。すると今度は……
「お前は仕事ができないから、やるべき仕事も自分で見つけられないのか?馬鹿だなあ」
と言われてしまう。せっかく真面目に仕事をしようとしていたのに、全てを否定されたのだからひどくショックを受けることくらい、容易に想像がつく。
言われたこともショックだろうが、そこまでストレートに人を傷つける人がいることにも絶望したのではないだろうか。
キャリコネニュースでは「社会人になって絶望したこと」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/17IWLU9V