泥ノ田犬彦「君と宇宙を歩くために」が、マンガ大賞2024の大賞に決定。結果発表と授与式が本日4月2日に東京・ニッポン放送イマジンスタジオにて行われた。
【大きな画像をもっと見る】「君と宇宙を歩くために」は、勉強もバイトも続かないヤンキーの小林大和と、変わり者の転校生・宇野啓介を描く友情物語。みんなが“普通”にできることができない自分への苛立ちを抱える小林と、みっしりと文字が書かれたノートを常に持ち歩き知らない人と話すのが苦手な宇野が、それぞれ壁にぶつかりながらも楽しく生きるために奮闘するさまが描かれる。講談社のWebマンガサイト・&Sofa(アンドソファ)で連載されており、単行本は昨年11月22日に1巻が発売された。
マンガ大賞2024には「君と宇宙を歩くために」のほか、坂上暁仁「神田ごくら町職人ばなし」、阿賀沢紅茶「正反対な君と僕」、よしながふみ「環と周」、平井大橋「ダイヤモンドの功罪」、トマトスープ「天幕のジャードゥーガル」、真造圭伍「ひらやすみ」、和山やま「ファミレス行こ。」、濱田轟天・瀬下猛「平和の国の島崎へ」、荒川弘「黄泉のツガイ」がノミネートされていた。
「マンガ大賞」は、書店員を中心とした有志による選考委員が、誰かに勧めたいと思うマンガを投票で決めるもの。前年の1月1日から12月31日に出版された単行本および電子書籍のうち、最大巻数が8巻までの作品の中から選考員による投票が行われ、ポイント制により各順位が決定した。マンガ大賞2024の選考員は一次選考で101人、二次選考で98人が参加。選考対象の作品として、一次選考時点で257タイトルが挙がっていた。各作品の獲得ポイントは記事末のリストにまとめている。なおコミックナタリーでは、授賞式の模様を追ってレポートする。
■ マンガ大賞2024
大賞 泥ノ田犬彦「君と宇宙を歩くために」(96ポイント)
2位 荒川弘「黄泉のツガイ」(73ポイント)
3位 坂上暁仁「神田ごくら町職人ばなし」(72ポイント)
4位 瀬下猛、濱田轟天「平和の国の島崎へ」(59ポイント)
5位 平井大橋「ダイヤモンドの功罪」、トマトスープ「天幕のジャードゥーガル」(56ポイント)
7位 阿賀沢紅茶「正反対な君と僕」(50ポイント)
8位 よしながふみ「環と周」、真造圭伍「ひらやすみ」(49ポイント)
10位 和山やま「ファミレス行こ。」(28ポイント)